レースレポート

IndyCar デトロイト

デトロイト決勝:雨のレース1はニューガーデンが優勝。佐藤琢磨3位

インディカー第7戦デトロイトのレース1が行われ、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが優勝を飾った。

松本 和己

編集: 2019/06/02 7:51

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Josef Newgarden, Team Penske Chevrolet

 インディカー第7戦デトロイトのレース1は、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが優勝を飾った。

 ベルアイル・パークで行われるダブルヘッダーのストリートレース、レース1は決勝前に雷雨に見舞われ、1時間以上スタートが遅れることとなった。

 ウエット宣言が出され、レースは70周もしくは75分間で争われることに。ドライの予選でも1分14秒ほどのラップタイムであることから、時間レースとなる可能性がかなり高くなった。

 レースはペースカー先導でスタート。ポールポジションはアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート、。2番手にニューガーデンが続いた。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は9番手からのスタートとなった。

 ペースカー走行中に、8番手のザック・ビーチ(アンドレッティ)がスピンする中、コーション状態のままレースがスタート。2周目からバトルが開始された。

 佐藤はチームメイトのグレアム・レイホールとターン2で接触しながらも、8番手にポジションアップ。ニューガーデンはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)に交わされ、3番手に落ちた。ただ後方でマテウス・レイスト(A.J.フォイト)がウォールにヒットしたため、コーションが出された。

 6周目からレースがリスタート。佐藤はライアン・ハンター-レイをターン1で大外からオーバーテイクすると、そのまま挙動を乱したコルトン・ハータ(ハーディング・レーシング)を交わし5番手とした。

 しかし12番手スタートから順位を上げてきたウィル・パワー(ペンスキー)の方が勢いが良く、佐藤のインサイドに飛び込みオーバーテイク。佐藤は芝生にタイヤを落としながらも何とかクラッシュを避けた。

 トップ争いは、先頭のロッシが2番手のディクソンに対し1.5秒リード。この2台は1分33秒台のペースで走行を続け、3番手のフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)以下を突き放していった。

 徐々にライン上が乾いていく中、13周目にマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ)が真っ先にスリックタイヤを投入。暴れるマシンに四苦八苦しながらも、なんとか1周をまとめるが、タイムは1分37秒台だった。

 2番手のディクソンは1分30秒台のタイムを叩き出し、ロッシとの差を詰めていく。一方、アンドレッティのタイムが1分34秒台まで上がったのを見てか、続々とスリックタイヤを投入するマシンが増え始めた。

 上位陣では3番手のニューガーデンがまずピットイン。するとその直後にコーションが出された。エド・ジョーンズ(エド・カーペンター)がクラッシュしたためだ。このタイミングでアンドレッティは1分31秒台のタイムをマークした。

 ピットレーンがオープンすると、ウエットタイヤを履いた各車が続々とピットへなだれ込んだ。しかしここで、パワーが右フロントタイヤのホイールナットが締まる前に発進してしまう痛恨のミスを喫した。ピットレーンを出る前にタイヤが外れて転がるという危険な事態となったが、後続のマシンはなんとかこれを避けた。

 先にタイヤを換えていたニューガーデンがトップに浮上。2番手以下にロッシ、ディクソン、ローゼンクヴィストが続き、スリックタイヤ投入が早かったハンター-レイが5番手、佐藤は6番手となった。

 残り時間33分、23周目からレースはリスタート。乾いているラインがほぼ1台分の幅しかない中、ハータとビーチがサイドバイサイドのバトルを展開し、ビーチが前に出た。

 24周目、3番手を走っていたディクソンがまさかのクラッシュ。イン側のウォールにヒットしたことでコーナーを曲がりきれず、アウト側のタイヤバリアに突き刺さってしまい、またしてもコーションが出された。

 リスタートを迎えたのは、29周目。残り時間は21分30秒ほどだ。上位陣では、ターン3で佐藤がハンター-レイのインに飛び込みオーバーテイク。4番手にポジションを上げ、そのままローゼンクヴィストに襲い掛かった。

 あっさりとローゼンクヴィストをパスした佐藤は、これで3番手に浮上。するとその直後、レイストがターン7でクラッシュし、再びコーションが出された。

 トップのニューガーデンは燃費の心配をしていたものの、このコーションで残り時間が減ったこともあり、ほぼ全車が最後まで走り切れる状態となった。

 残り時間12分30秒ほどでリスタート。佐藤は得意のターン3でロッシのインに顔を覗かせるが、ここは飛び込めず。逆にローゼンクヴィストにバトルを仕掛けられるが、軽く接触しながらもポジションを守った。

 ニューガーデンとロッシの2台は、1分17秒台のハイペース。佐藤以下を引き離し、優勝争いは一騎討ちの様相となっていった。

 ロッシはニューガーデンの背後にぴったりとつけるも、ニューガーデンは全く隙を見せずにトップチェッカー。ロッシはインディ500に続き2位となった。佐藤も2戦連続の3位。終盤はトップ2から離され、4位のローゼンクヴィストからプレッシャーを受けたが、守り切って表彰台を獲得した。

インディカー第7戦デトロイト:レース1結果

順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 差 前車との差 1 United States ジョセフ ニューガーデン Team Penske 43 1:15'30.5932     2 United States アレクサンダー ロッシ アンドレッティ 43 1:15'31.4169 0.8237 0.8237 3 Japan 佐藤 琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing 43 1:15'42.0692 11.4760 10.6523 4 Sweden フェリックス ローゼンクヴィスト Chip Ganassi Racing 43 1:15'42.4765 11.8833 0.4073 5 United States ライアン ハンター-レイ アンドレッティ 43 1:15'42.8195 12.2263 0.3430 6 France シモン パジェノー Team Penske 43 1:15'43.1059 12.5127 0.2864 7 United States グラハム レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing 43 1:15'43.7447 13.1515 0.6388 8 United States ザック ビーチ アンドレッティ 43 1:15'44.5954 14.0022 0.8507 9 Canada ジェームズ ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports 43 1:15'45.8341 15.2409 1.2387 10 United States スペンサー ピゴット Ed Carpenter Racing 43 1:15'46.7394 16.1462 0.9053 フルリザルトを見る

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