インディカーもいよいよ開幕！　インディ500連覇を狙う佐藤琢磨「今回は同じ環境で戦える」

　2021年シーズンのインディカー・シリーズは、アラバマのバーバー・モータースポーツ・パークで4月18日に開幕する。

　当初は例年通り、セントピーターズバーグで開幕戦が行なわれる予定だったが、コロナ禍の影響で第2戦に延期。代わってアラバマでのレースが開幕戦となった。9月26日に予定されている最終戦ロングビーチまで、全17レースが予定されている。

　2020年のインディ500覇者として、新たなシーズンに臨むレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、先日ゴルフのマスターズ制覇という偉業を成し遂げた松山英樹選手にも力をもらったと明かした。

「1ヵ月延期となりましたが、いよいよ今週末インディカーシリーズも開幕致します。アジア人初のマスターズ制覇を果たした松山英樹選手のニュースに自分自身も非常に奮い立たせてもらいました」

　佐藤は今季の最大の目標に、インディ500連覇を掲げている。インディ500を初制覇した翌年、佐藤は古巣に復帰する形でアンドレッティ・オートスポーツからレイホールに移籍。今回は、安定した環境で連覇に挑むことができるのだ。

「今シーズンの目標は、インディ500の連覇です。ディフェンディング・チャンピオンとしてインディ500に戻って来るのは、これで2回目ですが、最初に勝利した2017年から翌2018年に向けては、車体のパッケージが大きく変更になるなど、チーム移籍も重なって環境が大きく変わりました。今年2021年は、昨年勝ったパッケージ、同じチームで迎えます」

「技術的には、エアロも変更になり、エンジニアも変わっていますが、少なくとも自分が戦って来た環境で走ることができます。連覇を最大の目標にして頑張りますので、応援宜しくお願い致します」

　先日インディアナポリスで行なわれたインディ500に向けたテストでは、2日目に2番手タイムを記録していた佐藤。まずは開幕戦で良い結果を残し、第6戦にあたるインディ500まで良い流れに乗っていきたいところだ。