大クラッシュで負傷のロッシ、インディ500出場許可下りる。「痛みはほぼゼロにできる。問題ない」
インディ500のプラクティス7で大クラッシュを喫したアレクサンダー・ロッシは、会見で自身の状態について語った。
Alexander Rossi, No. 20 ECR Chevrolet
写真:: Icon Sportswire via Getty Images
エド・カーペンター・レーシングのアレクサンダー・ロッシは、5月18日(月)に行なわれたインディ500のプラクティス7で大クラッシュを喫したが、第110回インディ500への出場許可が下りたと明かした。
ロッシは日曜日に行なわれた予選で2番グリッドを獲得したが、その翌日に行なわれたプラクティスでクラッシュ。マシンは大破し、彼は月曜夜に左手の中指と右足首の2つの手術を受けた。
「レースに出走できる許可が出た」とロッシは木曜日の会見で語った。
「松葉杖は必要になるよ。体重をかけられないタイプのケガだからね。でも幸い、レーシングカーを運転するのに体重をかける必要はない。可動域も問題ないし、痛みも最小限だ。腫れも見ての通りで、レーシングブーツも履けている。出場準備はできているよ」
日曜のレースを前にしたメディアデーで、ロッシはターン2で喫したクラッシュについて見解を語った。
「ちょっと奇妙な事故だった。これだという明確な答えはないと思う。スピードウェイという場所は、ほんの少しのズレも許さないんだ。マージンが極端に小さい。僕たちは、そのウィンドウから少し外れてしまっただけなんだと思う」
「ここでは、そういうことが起こる。不運だったのは間違いない。ただ、ある意味では月曜日、つまり予選後に起きたのは非常に幸運だった。純粋なマシンスピードがそこまで重要じゃないタイミングだったからね。カーブデー(レース前最後のプラクティス)に起きなかったのも本当に幸運だった。不幸にもチームにとっては、ゼロからクルマを作り直す十分な時間があった。今回のクルマは昨年僕が走らせたもので、ずっとスピードウェイ専用車だったんだ」
「20号車に関わる全員にとって試練の数日だった。でも、もし日曜日に自分たちがやれると思っていることを達成できれば、とても報われるものになるはずだ」
Alexander Rossi, Ed Carpenter Racing Chevrolet
Photo by: Penske Entertainment
2016年にインディ500を制した経験を持つロッシは、下半身に負傷を抱えてのレースは初めてではなく、以前には足の親指を骨折した状態でも走った経験があると明かした。
メディアデーの記者会見でMotorsport.comから「レース中の痛みを1〜10で表すとどの程度になりそうか」と問われると、彼は「もし僕たちが正しく対処できれば、ほぼゼロだね」と答えた。
さらに、「それは痛み止めの注射を打たないという意味か?」と聞かれると、ロッシはこう返した。
「そんなことは言ってない。”正しく対処できれば”ほぼゼロと言ったんだ」
ロッシは、出走許可を得るために必要だったプロセスについても説明した。
「シミュレータで走らなければならなかった。それに、適切な時間内でクルマへの乗り降りができるかも確認された。レースカーの中で、ブーツを履いた状態の右足でペダル操作に素早く反応できることも証明する必要があった。それを、実際に装備するすべてのものを身につけた状態で、複数の段階と時間をかけて行なったんだ。実際にサーキットを走る以外で、できる限り徹底的にね」
また今後、コックピット内で専用のブレース(固定具)を装着する計画もあるという。
「ある種のブレースを使う予定だけど、まだ最終調整中だ。サイズの問題もあるし、ペダル上でその機能を維持しなければならない。さらに安定性を確保しつつ、耐火性も必要だ。いろいろ条件があるんだ」
「これを実現するために、少なくとも12人もの人たちが力を合わせてくれた。本当に素晴らしいチームワークだよ」
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