アロンソ、マクラーレンからインディ500参戦へ。”3冠”目指し3度目の挑戦
フェルナンド・アロンソは、2020年のインディ500にアロー・マクラーレンSPから参戦する。
フェルナンド・アロンソは、2020年のインディ500にアロー・マクラーレンSPから出場する事が発表された。アロンソのインディ500挑戦は、これが3度目となる。
アロンソのカーナンバーは66。スポンサーは佐藤琢磨が2017年にインディ500に勝った際のスポンサーでもあった『Ruoff Mortage』だ。今季からインディカーにフル参戦するマクラーレンのレギュラードライバー、パトリシオ・オワードとオリバー・アスキューと共に、3台体制でインディ攻略を目指すことになる。
F1参戦中だった2017年、アロンソはモナコGPを欠場しインディ500に初出場。ホンダエンジンを搭載するアンドレッティ・オートスポートのフルバックアップの下、予選を5番手で通過し、決勝ではリードラップを27周するなど、エンジントラブルでリタイアするまでトップ争いを繰り広げた。
2018年を最後にF1の舞台から離れたアロンソは、2019年に2度目のインディ500挑戦。この時は、カーリンと技術提携を結んだマクラーレンの独自チームとしてエントリーしたが、予選落ちに終わっていた。
「僕はレーサーであり、インディ500は世界最大のレースだ。素晴らしいファンが特別なレースを作り上げていて、また戻ってきたいと思っていた」
アロンソはそう語った。
「僕にとってインディ500参戦に向けて選択肢を探る事が重要だったけど、アロー・マクラーレンSPは常にその選択肢のトップにあった。僕はマクラーレンと特別な関係を築いている。僕たちは共に多くのことをしてきたが、それが強い絆を産んでいるんだ」
「しかしそれ以上に、新しい組織がシボレーと強力なパッケージを作り上げていることに感銘を受けた。チームは経験豊富で優秀な人材と、優れたリソースを持っている。競争力があると確信している」
チームの共同オーナーであるサム・シュミットは、次のように述べた。
「オリバーとパトというふたりの若く才能のあるフルタイムドライバーに、フェルナンドが加わり、経験と知識がもたらされる。彼はただ参戦するだけでなく、トップで走る才能があると信じている」
世界三大レースのうちのふたつ、モナコGPとル・マン24時間レースで勝利した経験を持つアロンソ。グラハム・ヒルのみが達成している”トリプル・クラウン”に向けて、残すはインディ500のみだ。
2019年に予選落ちを喫したアロンソは、より強力な体制を求めていた。チーム関係者によると、一時はアンドレッティ・オートスポートとの契約にかなり近づいていたようだ。
一部の情報筋は、アロンソはF1のマクラーレン・ホンダ時代にホンダのパワーユニットを強く批判し、関係が悪化しているため、ホンダがアロンソとの契約を拒否したとしている。しかしアロンソが、ホンダのライバルであるトヨタとの関係が深い事がその一因だという情報筋もある。アロンソはトヨタからWECやダカール・ラリーに参戦しているのだ。
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