マクラーレン単独でのインディ500は”新たな挑戦”。アロンソ「得られることは大きいはず」
フェルナンド・アロンソ曰く、オープンテストで29周走っただけでは、今季のインディ500での戦闘力は判断できないという。
写真:: IndyCar
当初は経験者によるセッション2時間、ルーキーオリエンテーション/復帰ドライバーによるセッション2時間、そして両者混合のセッション3時間というスケジュールで行われる予定だったインディ500のオープンテスト。しかし開始15分後から降り出した雨により、セッションは4時間にわたって中断。結局、それぞれのセッションが約90分程度ずつとなり、混走時間はキャンセルされることとなった。
2年ぶりのインディ500挑戦となるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、ルーキーオリエンテーション/復帰ドライバーのセッションに出走。しかし、最初の45分間は電気系のトラブルにより走行することができなかった。
その結果、アロンソはこの日義務付けられている走行の全てをこなすことができず、インディ500に出走するためには215mph(約346km/h)以上でさらに10周を走行しなければならない。この不足分は、5月14日に行われるインディ500プラクティスの初日に行うことが許されるはずだ。
「戻ってくることができて嬉しい」
アロンソはそう走行後に語った。
「インディアナポリス・モータースピードウェイにやってくる度に、素晴らしい気分になる。天候は不運だったし、マシンにも問題があった。だからまだ何周か走らなければいけない。でもたとえそうだったとしても、このコースを走る時のアドレナリンは特別なものだ。だから僕は、満足しているんだ」
「チームとしての今日の計画は、段階的にスピードを上げていくこと、そして全てのチェックを完了することだった。そして走る度に、新たなことを発見して行った。しかし最終的には、コースを走っていた時間はとても短いものだった。だから、僕らが競争力のあるマシンを持っていると感じるかどうか……それを言うのは難しい」
「もっとコース上を走ることが、僕らに必要なことの全てだ。それは5月にリカバリーできると確信している」
「今年のインディ500は、僕にとっては違うモノのように感じる。僕はこのレースを知っているし、その長さも分かっている。そして特に感情的な面で、より準備ができているはずだ。今はただ、マシンが速いことを確実にするだけだ。2週間でやるべきことはたくさんある。そして、今後も正しい方向に進んでいくだろうと確信している」
アロンソは2017年に参戦した際には、アンドレッティ・オートスポートからのエントリーだった。しかし今季は、カーリンと技術提携を行なってはいるものの、”マクラーレン”としての参戦である。
「基本的には、それはちょっとしたチャレンジだ。それは間違いない」
そうアロンソは語った。
「僕らは自分たちで全てのことをこなさなければいけない。セッティングや技術面に関してだけではなく、オペレーションも、戦略も、タイヤのマネジメントも……アンドレッティでは準備ができていた、基本的なものの全てだ。(それが整っていれば)多くの時間を節約することができる」
「基本的には大きなチャレンジだ。しかし、その分だけ得られるものは大きい! マクラーレンが来月に挑むための哲学や方向性は、おそらく今は少し異なっていると思う。アンドレッティとは、我々は機能していることにただ従っただけだ。それはある意味では簡単だった」
「でもおそらく今は、僕らは新しいことを見つけることができる。それが、僕らの願いなんだ」
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