【インディ500】アンドレッティとプレマの計3台がレース後車検不合格で厳罰下る。佐藤琢磨9位に繰り上がり
インディ500で2位に入ったマーカス・エリクソンをはじめ3台がレース後車検に不合格。厳罰が下された。
第109回インディ500で2位に入ったマーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル)をはじめ合計3台が、レース後の車検で違反が発覚し、罰則を受けることになった。これにより、暫定で11位だった佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は9位に繰り上がった。
インディカー・シリーズは5月26日(月)に、前日に行なわれたインディ500に出走したアンドレッティ・グローバルの27号車(カイル・カークウッド)と28号車(マーカス・エリクソン)、およびプレマ・レーシングの90号車(カラム・アイロット)の3台が、いずれもレース後の車検に不合格となったことを発表した。
アンドレッティの2台は、「ダラーラ製のエネルギーマネジメント(EMS)のカバーおよびこのカバーとAアームの取り付け部分が、承認されていないスペーサーとパーツを使用して改造されていた」ことが判明。これにより空力効率が向上した可能性が指摘されている。
プレマの90号車は、フロントウイング翼端板の最低高と位置が、指定された仕様を満たしていなかったことが発覚。特に左の翼端板の高さ、翼端板、ウイングのフラップ、メインプレーンを設計位置に維持するというレギュレーションを満たしていなかったことが強調されている。
これらの違反が発覚したことにより当該の3台は降格処分を受けることになった。これによりエリクソンは2位から31位に、カークウッドは6位から32位に、そしてアイロットは12位から33位に降格させられた。また各車両には10万ドル(約1400万円)の罰金が科され、各車両のエントリーを担当するチーム/競技マネージャーは、今週末にデトロイトで開催されるレースで出場停止処分を受けることになった。
なおレギュレーションにより、各チームはペナルティの適用について異議を申し立てることができる。
アンドレッティはこれを受け、短い声明を発表。「情報の確認に必要な時間をとっており、インディカーに全面的な見直しを要請する予定」だとしている。
またプレマも、以下のような声明を発表した。
「ウイングは完全にオリジナルであり、複数回テクニカルチェックに合格している。この件によりパフォーマンスの向上はなかったが、レース終了時に車両がレギュレーション違反となったため、チームが全責任を負う」
「チームは現在、問題の原因を調査中である。問題が起きた原因は、インシデント、取り付け、または製造上の問題が関与している可能性がある。今後、管理体制の改善とこのような問題発生の防止に、必要な手順を実施していく」
これらの処分により、11位でフィニッシュしていた佐藤琢磨は9位に繰り上がることになった。
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