マクラーレン、アロンソとのインディ500参戦契約の”裏話”を明かす
マクラーレンとザク・ブラウンCEOは、フェルナンド・アロンソとアンドレッティとの交渉が決裂したことを認めた。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソとアンドレッティ・オートスポートの交渉が決裂した結果、アロー・マクラーレンSPにアロンソと契約するチャンスが生まれたと認めた。
マクラーレン・ホンダからF1に参戦していた2017年、アロンソはモナコGPを欠場し、インディ500に初挑戦した。この時は、アンドレッティ・オートスポートのフルバックアップを受け、マクラーレン・ホンダ・アンドレッティとしてエントリー。エンジントラブルでリタイアするまでに27周のラップリードを記録するなど印象的な走りを見せた。
しかし、マクラーレンと共に挑戦した2019年のインディ500では、多くのトラブルに見舞われ、まさかの予選落ちを喫してしまった。
アロンソは今年1月にマクラーレンとの関係を解消。より強力な体制でのインディ500挑戦を目指し、アンドレッティ・オートスポートとの交渉に臨んだ。しかしその契約は、ホンダの承認が得られずに破談となってしまったようだ。
アロンソは2015年からホンダと共に4年間F1を戦ったが、アロンソはホンダ製パワーユニットを公然と批判。さらに、F1を離れてからはホンダのライバル自動車メーカーであるトヨタの一員となり、世界耐久選手権(WEC)やダカール・ラリーに参戦していた。
アロンソとアンドレッティの交渉が破談となったことで、シボレーエンジンを使用するアロー・マクラーレンSPとの交渉が再開された。
結果としてアロンソはマクラーレンと共に、3度目のインディ500に挑戦する事が2月25日に発表された。サプライズだったのは、アロンソが乗る66号車のスポンサーを『Ruoff Mortgage』(ルーオフ・モーゲージ)が務めることだ。
ルーオフは長年アンドレッティ・オートスポートのスポンサーであり、佐藤琢磨が2017年にインディ500を制した際には、26号車のメインスポンサーだった。
ブラウンはアロンソとの契約に関して、次のように語った。
「言うまでもなく、ルーオフはマイケル(アンドレッティ)のパートナーであり、マイケルは私の友人だ。ルーオフは、大きなインパクトと露出を探していたんだ」
「フェルナンドとマイケルが合意に至らなかった時、ルーオフはマイケルに、フェルナンドについていくことを気にしないか尋ねた。彼(アロンソ)がとてつもない注目を集める事が分かっていたからだ」
「マイケルは全てのタイトルスポンサー契約を完了していたため、フェルナンドが生み出すほどのブランディングとスポンサーシップを提供できなかったんだ」
「彼(アロンソ)は我々を選び、我々はルーオフと契約した。彼らと5月を過ごすのを楽しみにしている」
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