バトン、アロンソ、ジョンソン、天才3人がマクラーレンからのインディ挑戦に興味
マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、ジミー・ジョンソンとジェンソン・バトンは、アロー・マクラーレンSPの3台目のマシンでレースに出場することに興味を持っており、さらにフェルナンド・アロンソはGPオブ・インディにも参戦することになりそうだ。
写真:: Andrew Hone / Motorsport Images
今季から新体制でインディカー ・シリーズに挑む予定のアロー・マクラーレンSP。マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンによれば、NASCAR王者のジミー・ジョンソンと、F1王者のジェンソン・バトンが、アロー・マクラーレンSPの3台目のマシンを駆り、レースに挑むことに興味を持っていると明かした。また、3度目のインディ500に挑戦するフェルナンド・アロンソも、インディ500以外のレースにも参加することになったようだ。
現在のところ、この3人のうち参戦が決定しているのは、アロンソのみ。2017年にアンドレッティ・オートスポートからのエントリーで衝撃的な活躍を見せたアロンソは、昨年マクラーレンとして参戦。しかし複数のトラブルに見舞われ、痛恨の予選落ちとなってしまった。今季は、その雪辱を果たす狙いもある。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大により、今季のインディカー・シリーズは開幕が延期されている。しかし延期が決定される以前に、アロンソはパトリシオ・オワードとオリバー・アスキューと共に、インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行なわれる、グランプリ・オブ・インディアナポリスにも出走する可能性があるという情報を、motorsport.comでは掴んでいた。その契約は今も生きているモノとみられるが、グランプリ・オブ・インディは7月4日に、インディ500は8月23日にそれぞれ延期されることが決まっている。
NASCARカップ・シリーズで7度のチャンピオンに輝いたジョンソンは、今季限りでNASCARフル参戦を終える予定だ。そんな中、4月にバーバー・モータースポーツパークで、アロー・マクラーレンSPのインディカーをテストする予定だった。そして、インディカーのロードコースでのレース参戦に興味を持っているという。
また3月初旬には、2009年のF1王者であるバトンも、インディカーにスポット参戦する準備を整えていることも噂されていた。
マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、motorsport.comのポットキャストに出演し、ジョンソンとバトンの参戦の可能性は、新型コロナウイルスの危機により開催カレンダーが大きく変更されたことでテスト日程が限られているため、一時的に保留されていたことを認めた。
「私は3人全員と話をした」
そうブラウンCEOは語った。
「彼ら3人全員、インディカーのレースを楽しんでいる。3人とも、レースに出たいと思っているんだ」
「3人は全員、とても競争力のあるドライバーだ。今、インディカーはテスト日程が制限されることになると思うので、残念ながら今年レースに挑むのは難しくなっているかもしれない。金曜日のフリー走行で、いきなりマシンを走らせるのは無理だろう」
「彼らは全員、プロのドライバーだ。そして、このスポーツは非常に激しい競争になっている。適切なテストをせずにいきなり挑むのは無理だと思っているはずだ」
「いつの日かインディカーで、そのうちのひとり、もしくは3人全員を見ることになったとしても、驚かないと言っておこう。そうなれば、とてもエキサイティングだと思う」
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