アンドレッティ・グローバル、チーム経営権が交代。元オーナーのマイケルはアドバイザー兼アンバサダーに
グループ1001のダン・トウリスCEOが、アンドレッティ・グローバルのチーム経営権を取得することとなった。
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写真:: Andretti
名門アンドレッティ・グローバル(旧アンドレッティ・オートスポート)のマイケル・アンドレッティがオーナー職から退くことが決定。今後はアンバサダー兼アドバイザーとして組織をサポートし続けることとなった。
マイケル・アンドレッティは2002年に共同設立したこのチームから身を引くことを決め、後任として保険会社「グループ1001」のダン・トウリスCEOがチームの経営権を握ることになった。
アンドレッティ・グローバルの首脳交代についてSporticoが報じた後、チームが声明を発表。マイケル・アンドレッティがチームオーナーから退くことを認めた。
「マイケルの目標は、アンドレッティ・グローバルで戦略的な役割に移行し、レースチームの運営にはあまり集中しないことだった」
チームは声明でそう記した。
「マイケルとダン・トウリスは、この新体制の構築に向けて密接に取り組んでおり、マイケルもダンの指示の下、この新体制が形になっていくことにワクワクしている」
「マイケルは引き続き、戦略的アドバイザー及び重要なアンバサダーとしての役割を担っていく。マイケルとダンがチームと話をする機会を得た後、数週間以内に詳細を伝える」
トウリスCEOは元々、2018年にザック・ビーチのスポンサーとしてグループ1001とその子会社ゲインブリッジと共にインディカー・シリーズに参画。ビーチがチームを離れた後も当時のアンドレッティ・オートスポートに重要な一員として留まり、チームへの投資も強化していた。
マイケル・アンドレッティとトウリスCEOの協力関係はその後も続き、ふたりは2021年のF1新規参戦を目指した。当時は実現に漕ぎ着けることができなかったが、コンストラクターとしてF1に参戦することを目標にアンドレッティ・グローバルを設立。ゼネラル・モーターズ(GM)を巻き込み、11番目のチームとしてF1グリッドに並ぶチャンスを追いかけている。
トウリスCEOがチームに関わって以来、アンドレッティ・グローバルはモータースポーツ界全体で存在感を高めており、インディカーやインディNXTに加え、IMSAスポーツカー選手権やエクストリームEにも参戦している。
さらにゲインブリッジはNASCARでも、マイケル・アンドレッティの息子であるマルコ・アンドレッティをトラックシリーズの数戦でサポートしている。
インディカーでもアンドレッティ・グローバルは大きなサポートを受けており、コルトン・ハータがドライブする26号車にはゲインブリッジ、マーカス・エリクソンが走らせる28号車にはグループ1001の子会社のひとつであるデラウェア・ライフがスポンサーを務めている。
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