グロージャン、インディカー参戦へ秒読み段階? 「ぜひともチームに迎えたい」とデイル・コイン
デイル・コインは、2021年のインディカー・シリーズに起用するふたり目のドライバーを来週発表したいと語っているが、元F1ドライバーのロマン・グロージャンが候補であることを認めた。
Romain Grosjean, Haas F1 Team VF-20
Steven Tee / Motorsport Images
2020年シーズン限りでハースのシートを失い、F1キャリアに区切りを付けたロマン・グロージャン。彼は将来に向けて様々な選択肢を検討していると語っていたが、今季はどうやらインディカー・シリーズ参戦が濃厚となってきているようだ。
グロージャンはF1シート喪失が決定した後、インディカーへの参戦に前向きな姿勢を示しており、複数チームと交渉していることを明らかにしていた。その中にはデイル・コイン・レーシングも含まれていたが、彼らは現在2021年シーズンに向けた空きシートをひとつ保持している。
デイル・コイン・レーシングは先日、エド・ジョーンズを18号車のドライバーとして起用することを発表したが、その際に19号車としてエントリーするもうひとりのドライバーに関しては来週発表したいと語っていた。
グロージャンとの交渉について尋ねられたチームオーナーのデイル・コインは、多くのドライバーと交渉していることを認めた上で、グロージャン獲得に前向きであることを明かした。
「無数のドライバーによるリストを作ることができる。我々は冬の間、既に契約を結んでいるドライバーやそうでないドライバー、アメリカにいるドライバーやヨーロッパにいるドライバーなど、あらゆるドライバーと話をしてきた。それは驚くべきことだ」
コインはそう語る。
「もちろんロマンは良いドライバーだ。彼はぜひとも欲しいよ」
「他にもいくつかのことに取り組んでいる。うまくいけば来週には諸々の調整が終わって発表ができ、2月のテストに臨むことができるだろう」
仮にグロージャンがデイル・コイン・レーシングからインディカーに参戦するとなった場合、彼がオーバルレースも含めてフルシーズン参戦するのか、それともロードコースとストリートコースに限定して参戦するのかは明らかではない。デイル・コイン・レーシングは伝統的にドライバーをフル参戦させており、昨年はサンティーノ・フェルッチとアレックス・パロウのふたりを起用した。
グロージャンは以前、オーバルで走ることに不安があることを明かしていたが、恐怖心を脇において走ることが可能だとも語っていた。ただしこれは彼がF1バーレーンGPで大事故に遭う前のコメントである。
バーレーンの事故で火傷を負ったグロージャンだが、現在は包帯を外すまでに回復しており、ソーシャルメディアなどを通してその進捗を報告し続けている。
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