【インディカー】ロマン・グロージャン、トラフィックに遭い初勝利を逃す?「周回遅れがプッシュ・トゥ・パスを使えるなんて……」

インディカー・シリーズ第5戦のインディアナポリスGPを2位でフィニッシュしたロマン・グロージャンは、トラフィックに見舞われたことで、優勝を逃したと考えている。

【インディカー】ロマン・グロージャン、トラフィックに遭い初勝利を逃す?「周回遅れがプッシュ・トゥ・パスを使えるなんて……」

 インディカー・シリーズに今季から参戦している、元F1ドライバーのロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング)は、自身の同シリーズ3戦目となるインディアナポリスGPでポールポジションを獲得。決勝でも最多ラップリードを記録したが、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)に約4秒及ばず、2位でフィニッシュとなった。

 しかしグロージャンにとってはインディカーでの初表彰台。さらにフォーミュラカーのレースでは、2015年のF1ベルギーGP以来のトップ3フィニッシュとなった。

 グロージャンは、ヴィーケイとは異なるタイヤ戦略を選択。そのため、ブラックタイヤを履いた際に、レッドタイヤでペースが速いヴィーケイに攻略を許してしまい、勝利を失った格好だ。しかしグロージャンは敗因について、タイヤ戦略ではなく、コース上のトラフィックを挙げている。

「どんなシリーズでも異なるモノだけど、どこに行ってもブルーフラッグの問題がある」

 そうグロージャンは語った。

「F1では、この数年でかなりブルーフラッグを振られたよ。僕らにとっては、良いモノじゃなかったね。それでも、先頭を走るドライバーたちは、僕らが十分に進路を譲らなかったと不満を言っていた」

「今日は僕が周回遅れのマシンを追いかけていたので、もっと頻繁に(ブルーフラッグが)振られることを望んでいた。でもそれは、インディカーが使うルールだ」

「改善の余地はあるだろうか? おそらく、完璧な解決策もあると思う。でも間違いなく、トラフィックが今日の僕の勝利を奪ったよ」

 さらにグロージャンは、次のように続けた。

「周回遅れのマシンが、プッシュ・トゥ・パスを使ってリーダーが抜くのをディフェンスできるというのは、少し厄介なことだと思う。プッシュ・トゥ・パスを使えるなんてね……今日は、リナスやアレックス(パロウ/チップ・ガナッシ)と戦うために、プッシュ・トゥ・パスを使うべきなんだ。(周回遅れを抜くために)使いたくはないよ」

「6速では少し足りなかった。風向きが少し変わったから、実際にリミッターに当たってしまっていたんだ。それが、彼らをオーバーテイクするのを難しくしたんだ」

「タクマ(佐藤琢磨/レイホール・レターマン・ラニガン)は際どい走りをしていたと思う。そう言うべきだろう。他のマシンも同じようなモノだった。2周で3秒を失い、周回遅れを抜く時にさらに2〜3秒を失った。合計で5秒だ。リナスが僕らの後ろに止まるのは、それで十分だっただろう」

 グロージャンは、ヴィーケイが決勝で速いだろうと、事前に認識していたとも語る。

「リナスはフリー走行1回目でも、涼しいコンディションのウォームアップですごく速かった。だから、彼が決勝でもうまくやることは分かっていた」

 そうグロージャンは語った。

「彼はファスト6に駒を進められなかったから、レースで使うことができる新しいレッドタイヤを持っているだろうことは分かっていた。そして、彼はブラックタイヤでスタートしたんだ」

「僕が遅いクルマに捕まってしまった時、彼はブラックタイヤからすぐにレッドタイヤに履き替え、前が開けた状態で走った。彼らが別の戦略を採ってくることは分かっていたから、厳しいレースになると思っていた」

「最後のスティントでも、セバスチャン・ブルデー(A.J.フォイト)の後ろに詰まってしまった。ブルデーは速かった。彼は新しいタイヤを履いていたし、僕は使い古したレッドタイヤだった。彼がロックアップしてターン1をオーバーランするまで、長いこと彼を抜くことができなかった」

「4〜5秒先にリナスが見えたけど、彼を捕まえるチャンスはなかった。僕はずっとプッシュしなければいけなかった。それが今日学んだことだ。最初のスティントで7〜8秒リードできたとしても、それでレースに勝てるということじゃない」

「彼(ヴィーケイ)は良いリードを築いてピットから出てきた。僕はピットレーンで、2台のバックマーカーの後ろにいた。オーバーテイクする上で、大変な1日だった。本当に良いコースだし、直線も良い感じだ。でも周回遅れのマシンがプッシュ・トゥ・パスを使うと、それを抜くのは難しく、タイヤをいじめることになってしまう。結局、望んでいたようなペースでは走れないんだ」

「最後のスティントでは、速かった14号車(ブルデー)に詰まってしまった。彼を抜くには十分な速さがあったかもしれないけど、リナスに追いつくには遅すぎたんだ」

 

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