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ディクソン、インディ500終盤に赤旗が出なかった理由に疑問も佐藤琢磨を称賛

第104回インディ500で2位になったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)はレース終盤、燃料の残量に苦労する佐藤琢磨を捕らえられると思っていたが、スチュワードがレッドフラッグではなくイエローフラッグを選択したため、そのチャンスが潰えたと考えている。

Spencer Pigot, Rahal Letterman Lanigan w/ Citrone/Buhl Autosport Honda, crashes

Spencer Pigot, Rahal Letterman Lanigan w/ Citrone/Buhl Autosport Honda, crashes

Barry Cantrell / Motorsport Images

 インディアナポリス・モータースピードウェイで行なわれた第104回インディ500を制したのは、レイホール・レターマン・ラニガンの佐藤琢磨だった。

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 レース終盤、佐藤はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)と手に汗握る攻防戦を繰り広げた。両者が最後のピットストップを終えた時点では、ディクソンの方が前。しかし佐藤はコース上でディクソンを抜き、先頭に躍り出た。

 しかしレース最終盤、佐藤の方が燃料残量に苦しんでおり、混合比を薄くする必要性に迫られていた。そのためディクソンは、佐藤は無防備な存在であり、攻略は可能と踏んでいた。

 ただ、スペンサー・ピゴット(Citrone Buhl Autosport with RLL)が大クラッシュを引き起こしたことをきっかけに、残り5周でフルコースコーションが宣言される。その事故の大きさに、ディクソンはレッドフラッグが振られると考えていたが、結局はコーションのままチェッカーが振られた。佐藤が勝ち、ディクソンは佐藤に攻撃をしかけるチャンスを失うこととなってしまったのだ。

「僕は間違いなく、残り5周からレースが再スタートすることになると思っていた。赤旗が出ると思っていたんだ。なぜなら大きいクラッシュだったし、現場を片付けるのには時間がかかると思ったんだ」

 そうディクソンは語った。

「彼らがそうしなかったのにはちょっと驚いた。先頭を走っている佐藤は、無防備な状態に思えたからね。僕らにとっては本当に良いチャンスだっただろうし、佐藤にとっては厳しい状況だっただろう」

「残り3周でレースが再開されたなら、状況はイコールだっただろう。でも、僕らにはそれを変えることはできない。それが現実だ。でも、(赤旗が出ていたら)どうなっていたかはとても興味深いね。おそらく佐藤よりも、僕たちにとってはずっと良い状況だったと思う」

 しかし一方でディクソンは、佐藤とのバトルでもっと攻撃的になるべきだったとも認めた。彼は佐藤の先行を許した後、レース最終盤に向けて、燃料の混合比を薄くしたのだ。

 ディクソンはレース後、当時佐藤が走っていたペースのまま、最後まで走り切れるようには見えなかったと発言。ただ、もっと佐藤にプレッシャーをかけていれば、早々に決着をつけることができたかもしれないと語った。

「外側にいた僕は、もう少しだけアグレッシブになるべきだったかもしれない」

 ディクソンは佐藤に抜かれた時のことをそう振り返った。

「ただ、彼は僕を抜いただけだ。あまりやりすぎたら、僕ら、もしくは僕だけが、フェンスに激突していたかもしれない。おそらく、もっと難しい状況になったはずだ。そして、(先頭のまま走っていたら)僕もおそらく燃料を使い果たし、同じ立場に置かれたかもしれない」

「正しい戦略が何だったかそれは分からない。今回のようなシナリオで、残り5周の時点でレースをリードしたいかと尋ねられた時には特にね。とにかく佐藤におめでとうと言おう。彼はとんでもないレースをやってのけたんだ」

「彼は勝った。そして、表彰台でミルクを楽しんだ……それが重要なことだよ」

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