新たな時代迎えるインディカー、次の目標は『第3のメーカー』参入に
NTTという新たなタイトルスポンサーを得たインディカーの次なる目標は、エンジンメーカーの新規参入だと、スコット・ディクソンは話す。
写真:: Phillip Abbott / Motorsport Images
現インディカー王者のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は、インディカー・シリーズにとって次の目標は、第3のエンジンメーカーを呼び込むことだと主張している。
2019年から、ABCに代わってNBC系列が全米中継を行うことになっているインディカー。さらに、新たなタイトルスポンサーおよび公式テクノロジーパートナーにNTTを迎えており、2018シーズンから使用されている共通エアロキットも含め、インディカーは新たな時代を迎えていると言っていいだろう。
インディカーに現行の2.2リッターV6ツインターボエンジンが導入されたのは2012年のこと。前年まではホンダが事実上のワンメイクだったものの、シボレーとイルモアが手を組む形で復帰。ジャッドの協力のもと、ロータスも参戦していた。
しかし成績不振に終わったロータスが1年で撤退。それ以来、ホンダとシボレーの2社がインディカーにエンジンを供給している。
最近では、3番目のメーカーとしてコスワースが参戦を検討しているという噂も広がっているが、これについてホンダとシボレー、両陣営が歓迎のコメントを出している。
ディクソンはホンダとシボレーに続く第3のメーカー参入が、インディカーの再成長に必要なステップになると考えている。
「インディカーは、少なくとも競争的な観点やレースの素晴らしさという点で、僕のキャリアの大部分でポジティブなものだった。だが人々がそれに気づくまでには少し時間がかかる」
「しかしNTTとNBCと契約したことで多くのプラットフォームで、インディカーはより大きくなる余地があると思う。今、彼らは第3のマニュファクチャラーを切望している」
「インディカーが全盛期に戻る可能性はあると思う。レースはとても素晴らしいから、それに値するだろう」
「僕は自分がやっていることが大好きだ。僕は、このシリーズで最高のチームのひとつに所属して戦うことができてラッキーだし、光栄だ。時には勝つこともできるし、楽しいね!」
「だけど、3番目のメーカー参入が、成長のための次の重要事項だ」
昨年夏、マクラーレンのインディカーフル参戦が噂された際、ディクソンがマクラーレンに加入するのではないかと、ファンやメディアの間で憶測が広がった。ディクソンはチップ・ガナッシへの献身を強調した一方で、こうした動きはインディカーへの関心の高まりを示していると述べた。
「僕は長い間このチームと一緒にいられることを幸運に思っている。今年が共に過ごす18年目のシーズンになる」
「チップは、あらゆる状況で最高の結果を出そうとする最高のコンペティターだ。だけど毎年、チップは自分の選択肢を検討する必要があり、僕たち自身も選択肢を検討しなくちゃいけない。それが数年で変わるか変わらないかは、誰にも分からないだろう?」
「だけど今年は、僕たちが交渉してきたほとんどの年よりも、はるかに多くの話題があった。確かに、僕たち側の話題ではなかったけど、僕はそれがさらに多くの興味を惹いたと思う」
「そしてそれは正しくもあったんだ。なぜならマクラーレンは実際にインディカーにやってくるからだ。それはシリーズの成長にとっても重要だ」
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