アメリカ首都ワシントンD.C.市街地でインディカー開催!? トランプ大統領が大統領令に署名し、実現へ前進。建国250周年事業の一環
インディカー・シリーズは、ドナルド・トランプ大統領が大統領令に署名したことで、2026年にアメリカの首都ワシントンD.C.で市街地レースを開催する方向で調整を進めている。
Donald Trump signs executive order
インディカー・シリーズは、ドナルド・トランプ大統領が大統領令に署名したことで、2026年にアメリカの首都ワシントンD.C.でレースを開催する方向に大きく動き出した。
当初は冗談、あるいは希望的観測のようにも思えた構想だった。しかしインディカーのレースを首都ワシントンで開催するという構想は現実味を帯びつつある。
運輸長官ショーン・ダフィーは先週、ナショナル・モール周辺をインディカーが走行する様子を描いたAI生成動画を投稿した。これはアメリカの建国250周年を記念した行事の一環として考えられてきたものだが、トランプ大統領はこの動画をシェアし、記念行事の一環として、このアイデアを支持する意向を示していた。
そして1月30日、トランプ大統領は「Freedom 250」と名付けられたレース計画を承認する大統領令に署名した。トランプ大統領はワシントンD.C.のミュリエル・バウザー市長に対し、政府と協力してレース開催を進めるように指示している。また、内務省および運輸省はインディカーと共にコースレイアウトの設計を担当し、さらにレース資金の確保にも当たることになる。
この計画では、ワシントンD.C.でのレースは8月21~23日の間に予定されている。ただ、同地でインディカーを短期間で開催するためには、物流上の課題も大きく、さらに連邦議会議事堂周辺では広告掲出が禁止されているという明白な問題も残っている。
トランプ大統領は次のようにコメントしている。
「インディカーのレースは我が国にとって誇りと娯楽の源だ。だからこそワシントンD.C.フリーダム250グランプリを発表できることを嬉しく思う。このレースは、ナショナル・モール近郊で我が国の首都において初めて開催されるモーターレースであり、ドライバーたちが象徴的な記念碑群の周囲を走ることで、アメリカ建国250周年を祝いつ、我々の偉大な都市の威容を世界に示すことになるだろう」
「100年以上にわたり、アメリカのインディカー・レースはモータースポーツの先駆けとなってきた。時速200マイル(約320キロ)を超えるスピードに達するマシンとドライバーは、この典型的なアメリカンスポーツを観るすべての人々に畏敬と尊敬の念を抱かせる」
またワシントンD.C.のバウザー市長も次のようにコメントを寄せた。
Donald Trump signs executive order
Photo by: Alex Wong via Getty Images
「あらゆる主要スポーツフランチャイズの本拠地となるワシントンD.C.は、疑いようのないスポーツの首都だ。しかし我々はそれに満足せず、大規模イベントの誘致に取り組み続けている。だからこそ、この8月にフリーダム250を首都に迎えられることを大変嬉しく思う」
「レースウィークエンドはホテルやレストランを満員にし、D.C.の経済エンジンを吹かせるとともに、訪問者や住民、そしてスポーツ界に対し、大規模スポーツイベントの舞台としてこれ以上の都市、人々、背景はないことを示すだろう。すべてのスポーツファンにフリーダム250とワシントンD.C.の魅力を楽しんでもらいたい」
この大統領令が署名された際には、インディカーのオーナー、ペンスキー・エンターテインメントの創業者にあたるロジャー・ペンスキーも同席した。彼は2019年に、トランプ大統領から大統領自由勲章を授与されている。
なおトランプ大統領はこの計画中のレースについて、観客動員数の記録更新の可能性があると考えているようだ。
「我々の会社として、国家の250周年を支えることは大きな意義がある」と、ペンスキーは語る。
「自動車とスピードをD.C.へ持ち込み、ここでインディカーを走らせる機会以上にふさわしい方法はない。我々はインディアナポリス・モーター・スピードウェイを所有しており、100年以上の歴史、スピード、そして様々なメーカーが築いてきた伝統を、このレースへ持ち込んでいく。素晴らしいものになるだろう。フリーダム250は、大統領が今年行ってきたことの副産物だ。8月の開催は大きな意味を持つ。多くの人々に見てもらえるのが楽しみだ。会場の大半は無料公開であり、地域や都市にとって経済的利益にもなるだろう」
また同じように大統領令への署名に同席していたFOXスポーツのショーン・ダフィーCEOは、このレースが先週まで「瀕死状態」にあったとしつつ、ここ数日の一連の会議によって実現にこぎつけたのはダフィー運輸長官のおかげだと称賛した。また内務長官ダグ・バーガムにも謝意を示した
そしてそのダフィー長官は改めて、このイベントは無料で一般公開されると強調し、次のように述べた。
「これはアメリカ国民のための無料イベントであり、自国の首都に来て素晴らしいロードレースを観てもらいたい。自由、アメリカ、スピード、ロードレース──これ以上アメリカ的なものはない」
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