ニコ・ヒュルケンベルグ、”個人的な理由”でインディカー挑戦を断念
元F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグは、10月にテストで初めてインディカーをドライブしたが、「個人的な理由」を理由にインディカーへの転向を断念した。
写真:: IndyCar Series
2019年限りでルノーF1のシートを失って以来、フルタイムのレースシートを得られていないニコ・ヒュルケンベルグ。彼は10月にアロー・マクラーレンSPからインディカーのテストを行なったが、個人的な理由でインディカー挑戦を断念したようだ。
ヒュルケンベルグは今季もアストンマーチンのリザーブドライバーとして、F1への関与を続けている。2020年には当時レーシングポイントだった同チームから、2度の代役参戦も果たしている。
ヒュルケンベルグは、将来的なインディカーへの移籍の可能性を評価するために、バーバー・モータースポーツ・パークで行なわれたテストに参加し、100周以上走行している。
テストの前にMotorsport.comに語ったところによると、ヒュルケンベルグはインディカーに「間違いなく興味を持っている」とし、レースは「とても楽しめるし、面白い」と語っていた。
しかし彼は、11月4日に自身のTwitterでインディカーには挑戦しないことを明言した。
『インディカーに関するクイック・アップデートだ。2週間前のテストはエキサイティングだった。この機会を与えてくれたアロー・マクラーレンSPに感謝している』
『しかし、個人的な理由でそれを前に進めないことを決めた。今後の計画については、またお知らせする』
アロー・マクラーレンSPは近い将来、インディカー参戦体制を3台に拡大するためのオプションを検討しており、マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは3人目のドライバー候補として、ヒュルケンベルグを「リストのトップに挙げている」と述べた。
ただヒュルケンベルグは、9月に妻が女児を出産し、父親になったばかり。アメリカを拠点とするプログラムに挑戦するには、かなりの覚悟が必要となるだろう。
近年、元F1ドライバーがインディカーに挑戦するケースが増えており、マーカス・エリクソンやロマン・グロージャンが結果を残している。
2021年にデイル・コイン・レーシングからインディカーデビューを果たしたグロージャンは、印象的な活躍をしたことから、ビッグチームの一角であるアンドレッティ・オートスポートへの移籍を果たしている。
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