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アレックス・パロウの契約問題、ついに裁判沙汰に! チップ・ガナッシが提訴

チップ・ガナッシ・レーシングは、2021年のインディカーチャンピオンであり、2023年にマクラーレン・レーシングと契約を結んだアレックス・パロウを提訴し、契約の差し止めを求めている。

Alex Palou, Chip Ganassi Racing Honda

写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images

 チップ・ガナッシ・レーシングは、マクラーレンとの奪い合いとなっているアレックス・パロウについて、民事訴訟で契約の状況を整理することを選んだようだ。

 チップ・ガナッシとマクラーレンは、双方がパロウと2023年の契約を有していると主張する事態となっている。

 そこでチップ・ガナッシは声明を発表。法的手続きを進めることを明らかにした。

「アレックス・パロウはチップ・ガナッシ・レーシングと2023年シーズン終了まで契約している。彼は我々のチームの大切なメンバーであり、勝利、表彰台、そしてインディカーチャンピオンを追い求める彼を引き続きサポートしていく」

「我々の契約条項が明確なのにも関わらず、競合するレーシングチームが不適切に彼との契約を試みた結果、我々は契約に基づき法的手続きを進めている」

「この件に関するあらゆる問い合わせは、我々の法律顧問が対応する」

 マリオン郡裁判所が出した召喚状は、アレックス・パロウとALPAレーシング USA, LLCに向けられており、7月26日に召喚状を受け取ってから20日以内に返答する必要がある。

 また別の法廷文書では「原告チップ・ガナッシ・レーシングLLCは、弁護士により、予備的差し止め命令の申し立てについて速やかに審理することを謹んで要請する。原告は、審理には2時間あれば十分と見ており、8月末までに審理を設定するよう要請している」とされている。

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 公開されている証拠資料の中には、パロウが発信したツイート、マクラーレン・レーシングのツイート、マクラーレンのプレスリリースがあり、これらはすべて7月12日に出されたものである。

 チップ・ガナッシはこの日、パロウがデイル・コイン・レーシングから移籍した際に結んだ2年プラス1年の契約のオプションを行使したことを発表した。

 この際に出したプレスリリースには、チームオーナーであるチップ・ガナッシの言葉と共に、パロウのコメントも以下のように載っていた。

「来季、チップ・ガナッシ・レーシングに戻ってこられると思うと、最高の気分だ。チームは初日から僕を歓迎してくれたし、チップ、(マネージングディレクターの)マイク・ハル、10号車NTT DATA Hondaのみんな、そして組織内のみんなと一緒に仕事を続けていくことに興奮しているんだ。目標は変わらないし、その達成に向けて絶え間なく努力し続けるよ」

 しかし、パロウはTwitterで次のように”反論”したのだ。

「メディアで知ったけど、今日の午後チップ・ガナッシ・レーシングが僕の承認なしに、僕が2023年にチップ・ガナッシでドライブすることを発表するプレスリリースを出したようだ。 さらに驚いたのは、リリースには僕の言葉ではない”引用”が含まれていたことだ」

「僕はそのプレスリリースを承認していないし、その引用を作成・承認したわけでもない。 先日チームに伝えたように、個人的な理由で、2022年以降もチームに残るつもりはない」

「今晩の不幸な出来事はさておき、僕はチームを大いに尊敬しているし、一緒に今シーズンを力強く終えられることを楽しみにしている」

 パロウのツイートの数分後に、マクラーレン・レーシングがパロウの獲得を知らせるツイートをしたことにより、さらに炎が燃え上がった。

「マクラーレン・レーシングはインディカー王者のアレックス・パロウを2023年のラインアップに加える。なお、我々の各レースシリーズにおける完全なドライバーラインアップは追って確定される」

 マクラーレンのプレスリリースには、パロウを歓迎すると共に、パトリシオ・オワードやコルトン・ハータと一緒にパロウがF1テストを実施すると明かしている。

 今季のパロウは現在、ランキング6番手。ポイントリーダーのチームメイト、マーカス・エリクソンとは44ポイント差だ。

 2023年に3台体制となるアロー・マクラーレンSPは、オワードとアレクサンダー・ロッシが既に契約を結んでいる。フェリックス・ローゼンクヴィストもマクラーレン・レーシングに残留しているが、どのシリーズに参戦するかについては「宙ぶらりん」だとmotorsport.comに語っている。

 マクラーレンのザク・ブラウンCEOはmotorsport.comに対し、この訴訟についてマクラーレンはコメントしないと述べ、パロウ自身もまだこの件に関して返答していない。
 

 
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