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インディカーのハイブリッドは他とは違う? テストの遅れも懸念なし「ユニークで新しいモノを開発している」

インディカーは、部品供給の問題で遅れているハイブリッドのテストは、2024年までに十分間に合うと考えているようだ。

Takuma Sato, Dale Coyne Racing with RWR Honda

写真:: Phillip Abbott / Motorsport Images

 インディカーは2024年に、2.4リッターツインターボV6エンジンに共通ハイブリッドユニットを組み合わせた次世代パワートレインに移行する予定だが、新エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたテストがまだできていない。

 当初、インディカーは2023年に新パワートレインに移行する予定とされていた。しかし半導体不足による世界的なサプライチェーンの問題に多くの自動車関連企業が苦しみ、その中にインディカーにハイブリッドシステムを供給するはずだったマーレが含まれていたため、昨年3月に延期が決定されていたのだ。

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 インディカーのプレジデントであるジェイ・フライは、ある程度のパニックがあったことを認めた上で、これが解消されつつあるとmotorsport.comに語った。

「あらゆるモノに、サプライチェーンの世界的な問題が起きているので、今新しいことをしようとするのは少し難しくなっている」

「だがそれは良くなってきているようだ。2024年に導入するのだから、ちょっとしたパニック状態だった。しかし我々はこのプログラムについて、良い感触を得ている」

「我々がやろうとしているのは、インディカーにユニークなシステムを採り入れることだ。カレンダーの多様性に関連して、安全性の観点から他のシリーズがハイブリッドでできることが、我々にはできないこともある」

「だから、我々はかなりユニークだと思うものを考え出した。だがまだ発表していないんだ」

「他のものより軽く、他のものより馬力があり、他のものより安全である。ユニークで新しいものを発明しているわけだから、その点でも少し時間がかかる。うまくいけば、市販車でも使えるようなものができるかもしれない」

「このプロセスに予想以上の時間がかかったわけではない。世界中で起こっていることの影響で、ただ遅くなっただけなんだ」

「2020年はどうやってレースをするか、サバイバルのようだった。そのため、開発には少し時間がかかった。そして再び動き出すのに時間がかかり、2021年は少し良くなったがまだ普通ではなかった。2023年は通常の状態に戻りたいと思っている」

 フライは、ハイブリッドシステムの詳細について「多くのテストを始めなければならないので、おそらく来年の第1四半期に発表されると思う」と語った。

「各メーカーに1台ずつテストカーを用意し、どのチームを使うかはメーカーに任せる。それを来年の第4四半期まで続けて、その後おそらく1チームにつき1台のシステムを用意し、各チームが1台ずつテストすることになると思う。そして2024年の第1四半期には、全てのマシンに搭載されることになる」

「”あるシステム”を使ったサーキットテストは、1ヵ月前に(ホンダと2日間のテストを)行なったのが初めてだ。かなりユニークな1日だった。我々は本当に良い製品を作り、多くのことを学んだ。これから年末にかけて、また1台でのテストデーがあるかもしれない。そして来年の第1四半期には2メーカーが(テストに)参加することになるだろう」

 他のモータースポーツカテゴリーで使われているハイブリッドシステムは、ブレーキング時にエネルギーを回生するシステムが多い。

 しかし特にオーバルでは、エネルギー回生が継続的にできるほどのハードブレーキングをしないインディカーに導入されるハイブリッドユニットは、ブレーキング時の回生だけに頼っていないため、オーバルでもブーストできるのだという。

「そう、それが我々の意図しているところだ」とフライは話した。

「それがこれまでになく、ユニークなところなんだ。ストリートコースやロードコースでは、プッシュ・トゥ・パスを採用しているが、オーバルでは初めてだ。だから、それがどのように機能するか、学習過程の一部なんだ」

 世界耐久選手権(WEC)のように、ピットレーンでは電動力のみで走行するというようなルールを採用するかどうかは、まだ議論されているようだ。

「それも議論されているが、どのように機能するのか、まだ良くわからないんだ。クールだと思うが、実用的なのかどうかだ」

「このような開発をする場合、最悪のケースを想定するものだ。例えばインディアナポリスのオーバルでは一度も走ったことがないし、ピットレーンがとても長い。だから十分なエネルギーがなければ、端から端までは走れないかもしれない」

「だから楽しいこと、ユニークなこと、クリエイティブなこと、他とは違うことはできないかと、いろいろ考えているんだ。アイデアは無限大だが、それを正しく実行に移し、仕上げる必要がある」

 
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