佐藤琢磨”凱旋報告会”に登場。ホンダ八郷社長「来年のインディ500も勝ってほしい」
佐藤琢磨がホンダが行なった”インディ500制覇 凱旋報告会”に登場。同イベントにはホンダの八郷隆弘社長も出席し、来季のチャンピオン獲得、そしてインディ500での3勝目を期待したいと激励した。
写真:: Motorsport.com / Japan
2020年のインディ500に勝利し、自身通算2度目の同レース勝利を手にした佐藤琢磨。シーズンを終え日本に帰国した佐藤が、東京・青山のホンダウエルカムプラザで行なわれた「凱旋報告取材会」に登場した。
佐藤は自らの声で2度目となるインディ500優勝を報告。「コロナ禍で大変なシーズンになったが、8月ながらインディ500を開催できて良かった」、「尽力していただいた皆さんへの感謝の気持ちが大きかった」と振り返った。
なおこの日の報告会には、ホンダの八郷隆弘社長も登場。改めて佐藤の偉業を讃え、レース後に”ふたつの約束”が交わされていたと明かした。
「本来ならば今年は、現場に行って、佐藤選手が勝つところを実際に見たいなと思っていました。コロナの影響でそれは叶いませんでしたが、テレビでしっかりと観戦していました」
そう八郷社長は振り返った。
「今年は落ち着いたレース運びで安心して見ていられました。でも、ピットアウト時に(アレクサンダー)ロッシ選手とちょっと接触した時にはびっくりしましたし、最後先頭に立った時にも、燃費は大丈夫なのかと心配していました」
「レース後、佐藤選手から直接電話をいただいて、当時の状況を詳しく説明してもらいました。それでその電話の最後に、ふたつ約束をしました。ひとつは来年もホンダとしてサポートして行くんで、シリーズチャンピオンを目指し、そしてもう一回インディ500を勝とうと誓い合ったのです。そして佐藤選手から、優勝マシンを必ず日本に持ってきて欲しいと言われたので、その場で約束し、ここに持ってきました」
八郷社長は、会場に展示された2017年の優勝マシン、そしてそれと並ぶように置かれた2020年のインディ500優勝マシンを見つめながら、そう語った。そして佐藤のさらなる活躍を期待し、次のように続けた。
「この2台は、佐藤選手の偉業を、時代を越えて伝えていくためのモノになると思います。そしてぜひ来年も、また優勝マシンを日本に持ってこられるようにして欲しいですね」
「今回のマシンは、もてぎのコレクションホールに展示します。しかしもう1台分でも、2台分でも、スペースをとってありますから、まだ勝ってくれるよう、ぜひお願いしたいと思います!」
八郷社長のそんな激励に対し佐藤は、「ありがたい言葉、ありがとうございます。頑張ります」と応えた。
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