アレックス・パロウ、インディ500のポールポールポジションを獲得。佐藤琢磨はファスト6進出逃し8番手から本戦へ
第107回インディ500のポールポジションを、チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウが獲得。チームメイトの佐藤琢磨はファスト6への進出を逃し、8番手だった。
写真:: Geoffrey M. Miller / Motorsport Images
5月28日(日)に行なわれる第107回インディ500決勝に向けて予選2日目が行なわれ、チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウがポールポジションを獲得した。
トップ12予選を4番手で通過したパロウは、運命の”ファスト6”で最速をマーク。エド・カーペンター・レーシングのリナス・ヴィーケイを僅差で破った。
4周の平均スピードで競うインディ500の予選。パロウは計測1周目で235.131mph(約378.406km/h)を記録すると、4周を平均234.217mph(約376.935km/h)で周回。無線で「楽しかった。本当に楽しかった」と無線で語った。
「僕にとっては大きな意味がある。僅差になることは分かっていたけど、みんなが僕に最速のマシンをくれたんだ」と彼は言う。
「4周を走るよりも、(他のドライバーを)観ている方が大変だったよ」
ヴィーケイはパロウから0.006mph(約0.009km/h)遅れの234.211mph(約376.926km/h)、タイムにして0.004秒差の2番手となった。
「全てを出し切ったけど、とにかくタイトだね。本当にポールポジションが狙えると思ったんだけどね……」とヴィーケイは振り返った。
トップ12予選で最速をマークしていたマクラーレンのフェリックス・ローゼンクヴィストは、オープニングラップで235mph(約378km/h)の壁を越えられず、4周平均で234.114mph(約376.769km/h)で3番手に甘んじた。
A.J.フォイト・レーシングのサンティノ・フェルッチは、2番手通過となったトップ12予選のスピードを再現できず、ファスト6で4番手。パトリシオ・オワード(マクラーレン)は、初のファスト6で5番手となった。
チップ・ガナッシのスコット・ディクソンは、インディ500で3年連続のポールポジションを目指したものの6番手となった。
ディクソンのチームメイトでプラクティスから速さを見せていた佐藤琢磨は、トップ12予選で233.098mph(約375.134km/h)と伸び悩み8番手。ファスト6への進出を逃し、本戦では7番手アレクサンダー・ロッシ(マクラーレン)のひとつ後ろから出走することとなる。
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