佐藤琢磨、いよいよ3勝目が見えてきた！？　”ファストフライデー”でも最速マーク｜インディ500プラクティス4日目

　2022年のインディ500に向けたフリープラクティス4日目、“ファストフライデー”が行なわれた。最速となったのはデイル・コイン・レーシングwith RWRの佐藤琢磨だった。

　インディ500はこの日、ターボのブースト圧を引き上げて走行する”ファストフライデー”となっており、予選に向けて重要な1日でもある。

　まずこの日最速となったのは日本人ドライバーで、インディ500を2度制している佐藤琢磨だった。佐藤は初日、3日目にも最速となるなど、インディ500での3勝目に向けて歩みを進めていたが、予選前最後の走行でも速さを見せた。

　ファストフライデーで佐藤に次ぐ2番手となったのは、アレクサンダー・ロッシ（アンドレッティ・オートスポート）で、3番手はパトリシオ・オワード（アロー・マクラーレンSP）だ。

　なお実際の予選で重要になってくる4周のアベレージタイムを見ると、佐藤は5番手の速さとなっている。

　アベレージタイムで最速だったのはトニー・カナーン（チップ・ガナッシ）。速度は230.517mphだった。2番手には佐藤のチームメイトであるデビッド・マルカス（デイル・コイン・レーシングwith RWR／230.286mph）が続いている。

　インディ500は21日からいよいよ予選が開始され、まず13番手以下のグリッドを確定。翌22日には”トップ12予選”で7番手～12番手が決定され、更にトップ6がもう一度アタックし、ポールポジションが決定されることになる。

　注目はやはりここまで好調な走りを示している佐藤。この勢いのまま、予選で上位グリッドを獲得することが期待されそうだ。

インディ500　予選アタック順一覧