2020年のインディ500、無観客での開催が決定
インディアナ州での新型コロナウイルスの感染状況が悪化しているため、今年のインディ500は史上初めて無観客で開催されることになった。
Race Start
Phillip Abbott / Motorsport Images
8月23日に開催が延期となった、2020年のインディ500。インディカーとインディアナポリス・モータースピードウェイは当初、新型コロナウイルスの状況を鑑み、通常の50%の観客を入場させる形でイベントを実施することを目指していた。しかし、感染拡大状況が悪化していることに伴い、観客動員をキャパシティの25%に削減することを決定。さらに8月4日には、今年は無観客で行なわれることが発表された。
インディアナポリス・モータースピードウェイは、以下のように声明を発表している。
「大変残念ではあるが、第104回インディアナポリス500の走行が、ファンを入場させずに、8月23日に開催されることを我々は発表した。この厳しい決断は、州および市の指導者との慎重な検討と協議の結果下された」
「大規模な野外施設において、25%の観客動員数で、今年のレース開催を目指した。しかし市と州によって実施された慎重な予防策があっても、マリオン郡とインディアナ州の新型コロナウイルスの感染状況は悪化している。6月26日の発表以降、マリオン郡での症例数は3倍となり、陽性率も2倍になった」
「パンデミックが発生して以来、我々はコミュニティの健康と安全を第一に考えてきた。6月末の段階では、しっかりとした計画を立て、限られた能力で観客を動員することが適切だった。しかしそれは、現在の環境に基づいた、正しい道ではない」
「インディアナ州の人々が賢い決断を続け、公衆衛生の担当者の指示に従うことを願っている。そして我々は、この州が立ち直るのを手助けすることができる」
「ペンスキー・コーポレーション(昨年の11月から、インディカー・シリーズとインディアナポリス・モータースピードウェイの所有者になった)は、この伝説的な施設の管理人となるため、長期的な投資を行った。我々はゲストの体験を高めるために投資と機能の強化を行い、それについてとても興奮していた。しかし、正しい決断をしたと理解している。ロジャー・ペンスキーと”500”に関係する全ての人々が、今年ファンを招き入れてレースを開催したかった。しかし我々は最終的に、インディアナ州とインディアナポリス市と協力して、この結論に達した」
「我々の、スピードウェイへの取り組みは揺るがないし、レース業界における中心地への投資を継続する。しかし今年は、テレビでレースを観戦することをお勧めする。そして2021年5月30日、”最高のレース”に熱心なファンのみなさんをお迎えすることを楽しみにしている」
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