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トニー・カナーン、2021年はチップ・ガナッシと契約。オーバル4戦に出走

トニー・カナーンはインディカー・シリーズの2021年シーズンに向けてチップ・ガナッシと契約。オーバルでの4戦に出場することとなった。

Tony Kanaan, A.J. Foyt Enterprises Chevrolet

写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images

 インディカー・シリーズを戦う大ベテラン、トニー・カナーンは2021年シーズンも“オーバル限定”のレースプログラムを継続。チップ・ガナッシ・レーシングと新たに契約し、48号車をドライブすることになった。

 インディ500の優勝経験があり、インディカー・シリーズの年間王者にも輝いたことのあるカナーンは、2014年〜2017年にかけてチップ・ガナッシに在籍。2018年からはA.J.フォイト・エンタープライズに移籍すると、2020年は出場レースをオーバルに絞り、6戦を戦い最高位は9位となっていた。

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 今季3台体制でインディカーを戦っていたチップ・ガナッシは、来季から4台体制に拡充。新たに48号車を投入し、NASCARのレジェンドであるジミー・ジョンソンをロードレースとストリートレースで行なわれる13レースで起用することになった。そしてオーバルで行なわれる残り4レースを走らせるドライバーとして、45歳のカナーンに白羽の矢が立った。

 カナーンはNTTデータやブライアントと長年のパートナーシップを築いているが、これらのロゴはチームメイトのスコット・ディクソン、アレックス・パロウ、マーカス・エリクソンのマシンにも掲示されるようだ。なお、NTTデータはチップ・ガナッシのパートナーでもある。

「この発表に関しては、言葉に表せないほど興奮している」とカナーンは語った。

「48号車をジミー・ジョンソンとシェアして、オーバルを走る機会についてチップと初めて話を始めた時、こんなに早く合意に達するとは想像もしていなかった」

「チップ・ガナッシ・レーシングは北米モータースポーツの頂点に君臨しているチームであり、素晴らしいドライバーたちと一緒にまた彼らのプログラムに加われることは夢のようだ」

「また、これまでのキャリアを通してスポンサーとの素晴らしい関係を築くことができたのは、僕にとって本当に幸運なことだった。ブライアントやNTTデータといった企業にまた支援をしてもらっていることがその証明だ」

 カナーンの加入に際し、チームオーナーであるチップ・ガナッシは次のようにコメントした。

「インディカーのドライバー市場が若年化傾向にある中、経験というものは何ものにも代えがたい。特にインディアナポリス500はそれが顕著だ」

「パドックではトニーほど経験豊富なドライバーはいないし、オーバルプログラムにふさわしい人材が必要な我々にとっては、彼を選ぶのが正解だったんだ」

「我々もNTTデータとブライアントとは長年の付き合いがあり、今回のプログラムを機に両社が帰って来てくれることを嬉しく思っている」

「トニーは我々のチーム、システム、そしてドライバーをよく知っている。彼とジミーのコンビネーションで、48号車が強力な“ワンツーパンチ”を食らわせることができると期待している」

 

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