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佐藤琢磨、F1目指す角田裕毅にエール。「岩佐歩夢とレースしてみたい」とも

佐藤琢磨が、来季F1デビューを目指す角田裕毅にエールを送った。そして自身が校長を務めるSRSの2019年卒業生である岩佐歩夢とレースで戦ってみたいとも語った。

佐藤琢磨、F1目指す角田裕毅にエール。「岩佐歩夢とレースしてみたい」とも

 今年のインディ500で優勝し、同レース自身2勝目を挙げた佐藤琢磨が凱旋帰国。連日様々なイベントに出席するなど、忙しい日々を過ごしている。

 そんな中12月3日にホンダのウエルカムプラザで行なわれた「凱旋報告取材会」に出席した佐藤は、今季FIA F2で戦い、来季のF1参戦を目指す角田裕毅に対してエールを送った。

 佐藤が活躍する北米と、角田が活躍する欧州……その距離は大きく離れている。しかし佐藤は、その動向を常に注視しているようだ。

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「角田選手のことは、アメリカとヨーロッパで離れていますが、当然毎回応援していますし、F2のレースも見ています」

 そう佐藤は語る。

「次の最後のラウンドでしっかりと結果を出して、必要なランキングに入って、F1への切符を自らの力で掴み取ってくれると思います。それは心配していません」

「彼のこれまでの驚異的とも言える戦いぶり……シリーズ初挑戦の年にも関わらず、速さを上げていく戦い方というのは自分にとっても良い刺激になるし、ホンダの次世代を代表するドライバーとして、素晴らしい選手だと思っています」

 その角田の走り、そして自身の走りを見て、若い世代のドライバーたちには何かを感じ取って欲しいと語る。

「彼の走りや気持ち、そして方やアメリカで走り、(鈴鹿サーキット・レーシングスクール/SRSの)校長でもあります43歳のドライバーの走りや気持ちを、今のゴーカートに乗っているドライバーやレースを目指すドライバーたちに感じてもらえればと思います。そしてメーカーの垣根を超えて、日本のモータースポーツ界の全員が何かを感じ取り、盛り上がってくれればいいと思います」

 なお佐藤は、自らの経験を糧に、角田から相談があればサポートしたいとも語った。

「角田選手とは個人的に連絡を取る術はありますし、F1デビューが決まった暁にはおそらく、色々なことを聞いてくると思います。自分は失敗の経験談はたくさん話せると思うので、自分と同じ失敗はしないように……そこは伝えていきたいと思います」

 佐藤がSRSの校長(プリンシパル)を務めるのは今年2年目。1年目の卒業生である岩佐歩夢は今年フランスのF4に挑戦し、見事チャンピオンに輝いた。「インディカーで戦ってみたい日本人ドライバーは?」という質問に答えた佐藤は、岩佐の名前も出しつつ、次のように語った。

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「戦ってみたいドライバーはたくさんいますね。スーパーフォーミュラに参戦するドライバーなら、誰でも成功できると思うので、彼らと勝負してみたいですね。その一方で、インディカーはそんなに甘くないよということも伝えたい。そして一緒にレースをする中で、高め合えればいいと思います」

 そして岩佐について、次のように語った。

「また僕がSRSを初めて見た去年の生徒の中で、本当に素晴らしい成長を遂げた岩佐選手が、フランスF4で初年度ながらチャンピオンを取った。彼は今後羽ばたいていくと思います。教え子というとおこがましいかもしれませんが、最初に出てきたひとりなんで、彼には刺激を受けていますし、気になるドライバーです」

「彼が今後欧州に行くのか、それほど北米に来るのかは分かりませんが、サポートしたいと思っています。そして、そんな彼とレースができたらいいですね」

「でも彼だけではなく、ポテンシャルを持ったドライバーが日本にはたくさんいます。彼らにはこれからもチャレンジしてもらって、海外に出ていくチャンスがあれば、それを掴み取って欲しいと思います」

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この記事について

シリーズ F1 , FIA F2 , IndyCar
ドライバー 佐藤 琢磨 , 角田 裕毅 , Ayumu Iwasa
チーム Rahal Letterman Lanigan Racing
執筆者 田中 健一