インディ500予選1日目:カストロネベス最速。佐藤琢磨は29位で予選通過
インディ500の予選1日目が行われ、カストロネベスが最速となり、ダニカ・パトリックもファスト9進出を決めた。佐藤琢磨は29位だった。

インディ500の予選1日目、通称”バンプデー”が行われ、ペンスキーのエリオ・カストロネベスがトップタイムを記録。このレースを最後にレーシングドライバーからの引退を表明しているダニカ・パトリック(エド・カーペンター)が9番手タイムを叩き出してファスト9への進出を決めた一方で、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)はこの日も苦しみ、29番手に終わった。
ドライコンディションで始まった予選。カストロネベスは、4周の平均スピード228.919mphを記録。10番目にチームメイトのシモン・パジェノーも走行したが、カストロネベスを上回ることはできなかった。そしてパジェノーの走行直後、インディアナポリス・モータースピードウェイに降雨。これでセッションは赤旗中断となる。
約2時間20分の中断の後、セッションが再開。最初にコースインしたのはジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)だった。しかしヒンチクリフが走行した際の路面はまだ乾ききっておらず、満足いくペースで走ることができなかった。
ヒンチクリフは各車が走行を終えた後に2度目のアテンプトに出るものの、今度はバイブレーションを訴え、すぐにピットに戻る。その後再びコースインを待ったが、非情にも時間切れ。ヒンチクリフは33番手までに入る記録を残せず、まさかの予選敗退となった。
結局、降雨前にアテンプトを完了したカストロネベスが最速。ヒンチクリフとは、わずかな走行順の差で明暗が分かれることとなった。
このレース限りでドライバーとして引退することを決めているパトリックは、4周平均227.610mphとなり、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ)らを抑えて9番手。ポールポジションを決めるファスト9への進出を決めた。2番手にはエド・カーペンター(エド・カーペンター)、以下パジェノー、ウィル・パワーとペンスキー勢が続いた。
なお、この日の予選ではシボレーエンジン勢が優勢。トップ9台中7台を占めた。ホンダ勢最上位は、5番手となったセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)。スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は8番手で辛くもファスト9進出となった。
レイホール・レターマン・ラニガン勢はこの日も苦戦。佐藤琢磨はアタック3周目で大きく速度を落として29番手。チームメイトのグラハム・レイホールは30番手となった。
日曜日には予選2日目”ポールデイ”が行われ、10〜33位を決めるセッションと、ポールポジションを決める”ファストナイン・シュートアウト”が行われる。
この記事について
シリーズ | IndyCar |
イベント | インディ500 |
サブイベント | 土曜日 予選 |
ロケーション | インディアナポリス・モーター・スピードウェイ |
ドライバー | ダニカ パトリック , エリオ カストロネベス , 佐藤 琢磨 |