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佐藤琢磨、インディ500に勝つことで、若手ドライバーに伝えたかったこと

インディ500で2度目の勝利を挙げた佐藤琢磨。佐藤は自身がプリンシパルを務めている鈴鹿サーキット・レーシングスクールの生徒たちが、今回のインディ500勝利から、何かを感じ取ったことを期待したいと語った。

Takuma Sato, Rahal Letterman Lanigan Racing Honda poses for photos

写真:: Phillip Abbott / Motorsport Images

 第104回のインディ500を制した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)が、8月25日(火)にオンライン記者会見に応じ、日本のメディアからの質問に答えた。

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 佐藤はインディカー・シリーズをドライバーとして戦う傍ら、鈴鹿サーキット・レーシングスクールのカート部門とフォーミュラカー部門のプリンシパルを務めている。同スクールのヴァイス・プリンシパルとして佐藤を支える中野信治は、今回の勝利が若いドライバー/スクールの生徒に対して好影響を与えることを期待していると語った。では、佐藤本人はこれについてどう考えているのだろうか?

「挑戦し続けることの大切さを見てもらいたかったですし、感じて欲しかったです」

 佐藤はmotorsport.comの質問にそう応えた。

「それは口でいくら伝えても当たり前のことですから……みんな分かっているんですよね。続けることが大事で、やるからには全力でやらなきゃいけないというのは分かっています。でも、その中でひとつ飛び抜けなきゃ、勝負の世界で勝つことはできないです」

「自分が現役ドライバーを続けながら校長をやっても、現実的にはスクールにはまったく貢献できないです。指導したりすることは、ほとんどできません。それは現場のコーチ陣に任せるしかありません」

「でも現役ドライバーを務めながら校長をやらせていただいていて何ができるかといえば、自分のレースで見せるしかないです」

 佐藤は今季ここまで、苦しいレースも多々経験してきた。そんな中でも諦めない姿勢を、若いドライバーたちに感じ取って欲しかったという。

「今年は苦しいレースも続いていました。それでも挑戦し続ける姿を見て、生徒たちがどう思っていたのか……それは自分としても気になりますね。その姿を見て、何かを感じ取っていて欲しかったです」

「そして今回のようなチャンスが来た時、自分がやりたいと思い描いたレースをやろうとした時、どうチームを動かしていけるか……それができれば素晴らしい結果に繋がることもあるんだということを、感じて欲しかったです。僕は現役の中では最年長になってしまいました。それでも勝てるんだ、出来るんだということを、若いドライバーに感じて欲しかったですね。見るんじゃなく、感じて欲しかったんです」

 佐藤は次のように続ける。

「僕が勝った瞬間に感じたこと、それはきっと、言葉で伝えられても、理解できないことだと思います。でもあの瞬間に、多分生徒たちは、たくさんのことを感じてくれたと思う。それを期待して、彼らが今後羽ばたいていく中で、できる限りのサポートをしていきたいなと思っています」

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