ゲートウェイ・レース2:周回遅れも抜けない”膠着”レースをニューガーデン制す。佐藤琢磨9位

インディカー・シリーズ第9戦ゲートウェイ500のレース2が行なわれ、周回遅れをオーバーテイクするのさえ難しい膠着状態のレースを、ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが制した。佐藤琢磨は9位だった。

ゲートウェイ・レース2:周回遅れも抜けない”膠着”レースをニューガーデン制す。佐藤琢磨9位

 インディカー・シリーズの第9戦ゲートウェイ500のレース2が行なわれ、ジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)が優勝を果たした。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は9位だった。

 レースはスタート前から波乱の様相となった。コース上にオイルが撒かれてしまったため、この処理に時間がかかったのだ。結局スタート時刻が遅れた上にパレードラップ4周を経てレースがスタート。しかし、最初の2周はコーションラップとして行なわれ、バトル開始は3周目からとなった。

 ポールポジションの佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は抜群のスタートを決めて先頭をキープ。ジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)がオーバーテイクを狙うも、これを阻止した。

 佐藤琢磨は快調なペースで飛ばし、ニューガーデンとの差を着実に広げていった。そして25周目を迎えた段階で、早くも周回遅れのエド・カーペンター(エド・カーペンター)に追いついてしまう。佐藤はカーペンターをなかなか抜くことができず、一時は2秒近くまで広がっていた2番手ニューガーデンとの差が0.5秒以内に縮まってしまう。このニューガーデンをチームメイトのウィル・パワーが抜き、2番手に浮上。佐藤との差を縮めていった。

 40周目頃から、1回目のピットインを行なうマシンが出てくる中、佐藤はまだカーペンターを抜けずにいた。そして47周を走り終えた時点で3番手ニューガーデンがピットイン。翌周にはパワーもピットストップを行なった。

 佐藤琢磨は結局最初のスティントを伸ばしに伸ばし、59周目にピットイン。これで8番手にポジションを落としてしまう。他車とは大きく異なる戦略を採ったのだ。代わりに早めにピットストップを行なったパトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)が首位に立った。

 そのオワードも周回遅れのトニー・カナーン(A.J.フォイト)を抜けず、レースは膠着状態に。8番手の佐藤までが隊列を組む格好となった。

 90周を超えた頃から、2度目のピットストップを行なうマシンが現れ始めた。首位オワードは96周にピットイン。パワーとスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が98周目、ニューガーデンが101周目にピットに入った。

 これで先頭に戻った佐藤琢磨は109周で2度目のピットへ。やはり8番手でコースに復帰する。他車のピットインにより佐藤は6番手まで上がるが、2周遅れのザック・ビーチ(アンドレッティ)に引っかかってしまい、上位勢との差が開いていってしまう。

 140周を越えると、各車が最後のピットストップへ。佐藤の後ろを走っていたディクソンは148周目にピットイン。その翌周、佐藤も最後のピットストップへと向かった。152周目には首位のオワードとニューガーデンがピットインし、ニューガーデンがポジションを奪った。パワーはその翌周にピットストップしたが、オワードのさらに後方になってしまった。

 各車最後のピットストップを終えた段階で、首位はニューガーデン。オワード、パワー、コルトン・ハータ(アンドレッティ)と続き、佐藤は7番手となった。佐藤の前には、またも周回遅れのザック・ビーチ……厳しい状態となった。また3番手のパワーの前にも、やはり周回遅れのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ)が入ったため、先頭の2台による一騎討ちの様相を呈していった。

 165周目、ハータは一瞬ラインを外したことで、バランスを崩してしまう。リヤをスライドさせ、あわやウォールに接触かと思われたが、なんとか体制を立て直した。しかしポジションをふたつも落としてしまった。

 2番手を行くオワードは、首位ニューガーデンにプレッシャーをかけようとする。そんな中、佐藤琢磨が197周目にウォールに接触し、イエローコーションの原因となってしまう。

 このコーションのままチェッカーフラッグを迎え、ニューガーデンが優勝。オワードが2位、パワーが3位に入った。ランキング首位のディクソンは5位。佐藤琢磨はウォールとの接触によりマシンにダメージを負ったが、9位でフィニッシュすることができた。

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