インディカー、ポートランドとラグナセカが中止に。ダブルヘッダー戦が増加
インディカー・シリーズは今季、ポートランドとラグナセカでレースをせず、代わりにミッドオハイオ、ゲートウェイ、インディアナポリス(ロードコース)が2日連続開催のダブルヘッダーとなる。
Colton Herta, Harding Steinbrenner Racing Honda, Scott Dixon, Chip Ganassi Racing Honda, Alexander Rossi, Andretti Autosport Honda, Josef Newgarden, Team Penske Chevrolet, start
Michael L. Levitt / Motorsport Images
既報の通り、2020年インディカー・シリーズのポートランド戦は、新型コロナウイルス感染拡大を受けたオレゴン州のイベント制限の影響で、開催キャンセルとなることが関係者たちに通達されていた。そして日本時間28日(火)にインディカーは最新カレンダーを発表。ポートランド、ラグナセカがカレンダーから消え、ミッドオハイオ、ゲートウェイ、インディアナポリスのロードコースがそれぞれ2戦ずつに増加した。
新型コロナウイルス感染者の症例が増え続けているアメリカ。オレゴン州ではイベントに関与できる人数が最大100人までに制限されてしまい、ポートランドでのレース開催は実質的に不可能となっていた。そしてカリフォルニア州でも感染者が急増している影響で検疫措置が取られることが予想されるため、ラグナセカ戦も中止となったようだ。
インディカー・シリーズはプレスリリースの中で「この両イベントの中止は、シリーズとプロモーターが現在の地域の状況を綿密に確認した上で、相互に決定したものだ。シリーズ側はこれらの開催地が2021年に戻ってくることを楽しみにしている」と述べている。
皮肉なことに、ラグナセカはロングビーチやデトロイト、リッチモンドらが中止となったことを受けて、そのレース数を補うために2日連続開催のダブルヘッダーとして予定されていた。しかしながらそのラグナセカも中止となったために、今度はミッドオハイオ、ゲートウェイ、インディアナポリス・ロードコースがダブルヘッダーとなってレース開催数を穴埋めする形となった。これにより、現時点で2020年のインディカー・シリーズは全14戦で競われる予定となっている。
ペンスキー・エンターテインメントのマーク・マイルズCEOは次のようにコメントした。
「我々のファンは、今季のNTTインディカー・シリーズにおけるロードアメリカやアイオワ・スピードウェイのようなエキサイティングなダブルヘッダー戦をとても気に入ってくれている」
「我々は今季、インディカー・シリーズのカレンダーの中でも最もエキサイティングな3つのレーストラックで、世界クラスのエンターテイメントを提供できることを楽しみにしている」
2020年インディカー・シリーズ 改訂版カレンダー(7月28日時点)
日付 | 開催地 |
6月6日 | テキサス |
7月4日 | インディアナポリス・ロードコース |
7月11日 | ロードアメリカ |
7月12日 | ロードアメリカ |
7月17日 | アイオワ |
7月18日 | アイオワ |
8月8日 | ミッドオハイオ |
8月9日 | ミッドオハイオ |
8月23日 | インディ500 |
8月29日 | ゲートウェイ |
8月30日 | ゲートウェイ |
10月2日 | インディアナポリス・ロードコース |
10月3日 | インディアナポリス・ロードコース |
10月25日 | セントピーターズバーグ |
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