ミック・シューマッハー、インディカー初表彰台の千載一遇チャンス逃す。運を味方に3番手浮上も、無線トラブルで痛恨オーバーシュート
ミック・シューマッハーは、インディカー・シリーズ第8戦で幸運もあり初表彰台のチャンスを手にしたが、無線トラブルに見舞われ散々なレースとなった。
今季からインディカー・シリーズに参戦しているミック・シューマッハー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、デトロイト市街地で行なわれた第7戦で一時3番手を走行。しかしミスやトラブルが立て続けに起こったことで最終的に21位に終わった。
デビューシーズンの今季は、時折速さを見せながらもトップ10には入れず、ランキング下位に沈んでいるシューマッハー。デトロイトでも後方23番グリッドからのスタートになったが、全100周で競われたレースの後半に、今季最高のチャンスが到来したように思われた。
16番手を走行していたシューマッハーは、他車より少し早いタイミングで65周目に最後のピットストップに向かった。その直後、リナス・ヴィーケイ(フンコス・ホリンジャー・レーシング)とサンティノ・フェルッチ(A.J.フォイト・エンタープライズ)がターン5で接触したことで、この日6度目のコーションが出されたのだ。
これはシューマッハーにとって限りなく幸運で理想的な展開であった。フルコースコーションにつき、ペースカー先導の隊列が整うまではピットレーンクローズに。この時点で多くのマシンが最後のルーティンストップを終えていなかった。そしてピットレーンがオープンになったタイミングで各車一斉にピットに。これでシューマッハーは、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)、アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング)に次ぐ3番手までジャンプアップした。
ただ、リスタート後のシューマッハーは前の2台についていくことができず、デビッド・マルーカス(チーム・ペンスキー)からプレッシャーをかけられていた。シューマッハーはなんとか防戦していたが、73周目のターン5でオーバーシュート。バリアに向かって直進してしまい、アウト側にいたマルーカスはどうすることもできずエスケープロード行きとなった。
後方にポジションダウンしながらも一旦は走行を続けていたシューマッハーだったが、終盤には無線が機能していないことを理由にレースコントロールから修復を命じられ、ピットに戻ることになってしまった。
結果的に、9周遅れの21位と散々な結果に終わったシューマッハー。レース後に本人がSNSで明らかにしたところによると、痛恨のミスとなってしまった73周目のオーバーシュートも、直前のコーション中に無線が通じなくなってしまったことで、グリーンフラッグが振られてからエンジンモードの指示を受けることができず、誤ったエンジンモードのまま走行した結果止まりきれなかったのだという。
なお、レースはパロウが優勝。今季4勝目を挙げて、ポイントランキングでのリードをさらに広げた。
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