レースレポート
IndyCar ゲートウェイ
ゲートウェイ・レース1:ディクソン、インディ500の雪辱果たし、佐藤を破り優勝
インディカー・シリーズのゲートウェイ500のレース1が行なわれ、インディ500の優勝を争ったディクソンと佐藤琢磨が再激突。今度はディクソンが勝利を飾った。

David Malsher
編集: 2020/08/30 2:51
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インディカー・シリーズのゲートウェイ500レース1が行なわれ、チップ・ガナッシのスコット・ディクソンが優勝。インディ500を制したばかりの佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)が2位に入った。
ディクソンはこれでインディカー通算50勝目。今季4勝目となり、ポイントランキングのリードを拡がることになった。
インディ500の翌週にもかかわらず、ダブルヘッダーで行なわれているゲートウェイ500のレース1は、波乱の幕開けとなった。スタート直後のターン4では多数のマシンが絡むインシデントが発生したため、いきなりのイエローコーションとなった。これにはアレクサンダー・ロッシやマルコ・アンドレッティらのアンドレッティ勢、ペンスキーのシモン・パジェノーらが含まれており、合計5台が最終的にこの影響でリタイアすることになった。
レースは13周目から再スタート。ポールポジションからスタートしたウィル・パワー(ペンスキー)は、パトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)を従えてリードを築くと、3番手のディクソンはわずかにミスを犯し、勢いを失うことになった。
上位勢で最初にピットインしたのはジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)で、これが61周目。その1周後にオワード、さらに1周後にパワーもピットインした。中でもオワードはこのピットインラップをうまく走り、パワーの前に出ることに成功。さらにディクソンも最初のピットストップの間にパワーの前に出ることができた。これにより、オワード-ディクソン-パワー-ジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク)という上位の隊列になった。
108周目には降雨の可能性があったため、このレース2度目のフルコースコーションとなった。この直前にはパワーやニューガーデンらがピットイン……ゲートウェイのコースはショートオーバルであるため、ラップダウンとなった彼らにとっては厳しいタイミングでのコーションとなった。
116周目にピットレーンがオープンとなってからは、オワードがディクソンの前をキープすることに成功。エリクソンが3番手、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)が4番手ということになった。
122周目からレースはリスタート。オワードはディクソンをしっかり抑える中、4番手を走っていたローゼンクヴィストはコルトン・ハータ(アンドレッティ)に抜かれてしまい、さらに佐藤琢磨らもこれに続き、ローゼンクヴィストの前に出た。
ポジションを大きく落としていたパワーは、ニューガーデンらを交わして11番手まで復活していた。しかしチャーリー・キンボール(A.J.フォイト)を攻略しようとしていた際に右リヤタイヤをパンク。1周遅れの17番手に後退してしまった。
上位勢が最後のピットストップを行なったのは164周目。オワードとディクソンは同じタイミングでピットレーンに雪崩れ込んだ。ここで素晴らしい仕事をしたのがチップ・ガナッシのクルーたち。ディクソンを素早くコースに送り出し、オワードの前に立つことができた。
佐藤琢磨はピットストップのタイミングを遅らせた。これが功を奏し、3番手に浮上。180周目にはオワードをターン1で大外から抜き、2番手に浮上した。これで優勝争いはディクソン対佐藤……1週間前のインディ500と同じ状況となった。
佐藤は乱気流に苦しみながらもディクソンを追いかけた。佐藤はディクソンよりも13周新しいタイヤを履いていたため、その点では利があった。
トラフィックに近付くとディクソンは減速し、佐藤はその差を縮めることになった。しかしオーバーテイクにまでは至らず、ディクソンがトップチェッカー。インディ500の雪辱を果たすこととなった。佐藤は惜しくも連勝を逃したが、好結果を手にした。
オワードは結局3位。ハータ、エリクソンがトップ5に入った。
なお8月30日(日)に行なわれるレース2では、佐藤琢磨がポールポジションからスタートする予定になっている。
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順位 ドライバー チーム 差 1 スコット ディクソン
Chip Ganassi Racing 2
佐藤 琢磨
Rahal Letterman Lanigan Racing 0.140 3
パトリシオ オワード Arrow McLaren SP 7.005 4
Colton Herta Andretti Harding Steinbrenner Autosport 7.701 5
マーカス エリクソン
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