アメリカンドリームここにあり。ニューガーデン、インディ500制覇で5億円以上の賞金掴む。歴代最高額を更新
第107回インディ500を制したジョセフ・ニューガーデンは、賞金総額約24億円のうち約5億円を獲得した。
写真:: Brett Farmer / Motorsport Images
チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンは、第107回インディ500で優勝。世界3大レースのひとつを制したことで、活躍に応じて参加者に配当される賞金総額1,700万ドル(約23億8,450万円)のうち、366万ドル(約5億1,400万円)を獲得した。
これにより、インディ500の最高賞金額は2年連続で更新。100年以上の歴史を持つインディ500の中で最も高い賞金総額、最も高い優勝者配当となった。
2022年のインディ500の賞金総額は1,600万ドル(約22億4,200万円)で、優勝者配当は310万ドル(約4億2,340万円)。それ以前の最高賞金総額は、2008年の1,440万ドル(約20億2,000万円)だった。
なお、2位に終わったチップ・ガナッシ・レーシングのマーカス・エリクソンも、昨年の2位の手取り額を上回る104万3,000ドル(約1億円)を手にしている。
ペンスキー・エンターテインメントの代表兼CEOのマーク・マイルズは、ニューガーデンのインディ500制覇について次のように語っている。
「このレースは世界で最も権威のあるレースであり、満員のグランドスタンドと激しいレースがある5月は特に記念すべき月だ」
「今、我々は第107回インディ500決勝で最高のエンドカード、すなわち歴史に残る記録的な賞金を手にした」
Josef Newgarden, Team Penske Chevrolet, Roger Penske, Tim Cindric
Photo by: Jake Galstad / Motorsport Images
インディ500の賞金は、インディアナポリス・モータースピードウェイとNTTインディカー・シリーズの賞金、及びその他指定賞金と特別賞金で構成されている、賞金は毎年、月曜日の夜にインディアナポリスのダウンタウンにあるJWマリオットで開催される「ビクトリー・セレブレーション」で授与される。
過去最高額の優勝者配当を受け取ることとなったニューガーデン。彼はレース後、舞台のインディアナポリス・モータースピードウェイとチーム・ペンスキーを所有するロジャー・ペンスキーに対して、次のように語っていた。
「このチームはインディ500のために作られた」
「ロジャーはここへ来て、レースの世界に引き込まれ、このペンスキー社全体を立ち上げたんだ」
「彼がどれだけこのイベントに敬意を払い、どれだけインディ500という伝統を愛しているかということを、この場にいた全員が分かっていると思う」
「彼がこのサーキットを新たな段階へと昇華させる管理人であるということが、しっくりくる。彼がサーキットを所有した今、初優勝することが感動的であることは間違いない。とても、とても特別なことだ」
今年のインディ500ルーキー・オブ・ザ・イヤーには、A.J.フォイト・レーシングのベンジャミン・ペダーセンが選ばれた。彼はレース終盤のクラッシュに巻き込まれはしたものの、5万ドル(約700万円)のボーナスを獲得し、配当金は合計で21万5,300ドル(約3,015万円)に上る。
なお、インディアナポリス・モータースピードウェイは、日曜日の観客動員数を33万人と発表。過去20年間でインディ500において2番目に多い観客動員数となった。
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