トニー・カナーン、今季限りでのインディカー・シリーズ引退を発表。唯一出走のインディ500がラストランに
トニー・カナーンは、2023年の第107回インディ500が自身にとって最後のインディカーレースになると発表した。
トニー・カナーンは、今季のインディ500をもってインディカー・シリーズから引退することを明らかにした。
カナーンは今年のインディカー・シリーズには、インディ500のみに参戦することを表明している。彼は以前、そのインディ500を戦うまで自身の進退は分からないとコメントしていたというのは既報の通りだが、そこから1ヵ月足らずでの引退発表となった。現在48歳の彼は5月のインディ500でシリーズ通算390回目の出走を迎えるが、これが彼にとって最後のインディカーレースということになる。
カナーンはヨーロッパでのシングルシーター選手権を経て、1996年から拠点をアメリカに移した。1997年にインディ・ライツ王者に輝くと、1998年からCARTにステップアップ。2003年からIRL(インディカー・シリーズの前身)に転向してからはシリーズのスター選手となった。
アンドレッティ・グリーン・レーシングで2004年にシリーズ王者に輝いたカナーンは、その後KVレーシング・テクノロジーに移籍して2013年にはインディ500を初制覇。リードチェンジ68回の混戦を制しての勝利だった。
その後は友人のダリオ・フランキッティがレース中の事故で負傷して引退すると、その後釜としてチップ・ガナッシに加入。2018年にはA.J.フォイトに移籍したが、2020年からはフル参戦ではなくオーバル限定の参戦に。2022年はチップ・ガナッシからインディ500にのみ出走した。そして今年はアロー・マクラーレンの4台目のドライバーとしてインディ500を戦う。
なおカナーンはmotorsport.comに対し、オープンホイールでのキャリアを終えてからはIMSAやWECでのチャンスを追い求めたいと語っている。
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