インディカー第15戦ラグナセカ:ハータ完勝。2位パロウは王座に王手、3位グロージャンはオーバーテイク連発

インディカー・シリーズ第15戦ラグナセカが行なわれ、コルトン・ハータが95周中91周レースをリードして完勝した。

インディカー第15戦ラグナセカ:ハータ完勝。2位パロウは王座に王手、3位グロージャンはオーバーテイク連発

 2021年インディカー・シリーズ第15戦がウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカで行なわれ、アンドレッティ・オートスポートのコルトン・ハータが今季2勝目を飾った。

 全16戦で争われる今季のインディカー・シリーズも残り2戦。ポールポジションを獲得したのはハータで、ポイントリーダーのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)は4番グリッド、ランキング2番手のパトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)は6番グリッドからのスタートとなった。

 95周のレースがスタートすると、ハータがアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)を抑えて首位をキープした。ロッシは2周目のターン5でハータのインをうかがったが、ロッシは右フロントタイヤをハータの左リヤタイヤに当ててしまい、スピンしてサンドトラップへ。チームメイト同士の接触により、この日最初のイエローが出された。

 その後、ロッシに代わって2番手を走っていたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)にトラブルが発生したため、パロウは2番手に浮上。しかしハータはレッドタイヤからブラックタイヤに履き替えた後もペースが良く、35周目の段階でパロウを4.8秒リードしていた。オワードは3番手につけていたが、上位2台との差は約20秒ついていた。

 38周目、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がコークスクリューでスピン。スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は佐藤のマシンを避けようとグラベルに出たが、佐藤は彼が避けた方向に後ろ向きに転がっていったため、2台は接触することとなった。

 レース中盤、ハータがトラフィックに引っかかったこともあり、一旦は2番手パロウとの差が1秒を切るが、逆転はならず。その後はハータが再びその差を5秒以上に広げていった。

 そんな中、レース終盤に見せ場を作ったのがロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング)だった。グロージャンは74周目に最後のピットストップを行ないレッドタイヤに交換すると、7番手でコースに復帰。79周目にシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、80周目にマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)をパスすると、その翌周にはターン3でオワードをアウト側から豪快にオーバーテイクし、4番手に浮上した。

 グロージャンの猛攻は止まらない。84周目にはグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)をパスして3番手に浮上すると、優勝争いを展開する2台に迫らんとするため、周回遅れのジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ・レーシング)にも果敢にアタック。このレースで度々オーバーテイクを見せてきたコークスクリューでレイトブレーキングを仕掛け、半ば体当たりするような形でジョンソンの前に出た。

 最終的にハータは95周の内91周をリードする圧倒的なレース展開で、今季2勝目のチェッカーを受けた。2秒遅れてパロウが2位でチェッカーを受け、グロージャンはパロウのすぐ後ろまで迫っていたものの3位でのフィニッシュとなった。

 パロウのタイトル争いのライバルであるオワードは結果的に5位。これでふたりの点差は35に広がり、パロウが圧倒的優位な状況で最終戦ロングビーチを迎えることとなった。

 

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