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マグヌッセン、ル・マンの次はインディ500挑戦? 「何年も前からの夢」と実現に意欲

元F1ドライバーで2021年はIMSAに参戦し、ル・マン24時間レースにも挑戦しているケビン・マグヌッセンだが、彼は機会があればインディ500にも参戦したいと語った。

Kevin Magnussen, Arrow McLaren SP Chevrolet

写真:: Barry Cantrell / Motorsport Images

 2020年シーズン限りでハースF1のレギュラーシートを失ったケビン・マグヌッセン。彼は2021年シーズンに戦いの場をアメリカのIMSAウェザーテックスポーツカー選手権へと移し、既に優勝も記録している。

 彼は第89回ル・マン24時間レースに父のヤン・マグヌッセンと共にハイクラス・レーシングから参戦し、来シーズンにはプジョーからWECへ参戦することが決定済みと、F1から離れた後も多彩な活躍を続けている。

 マグヌッセンは更に今後の夢のひとつとして、ル・マンと並ぶ世界3大レースのひとつとして数えられるインディ500への出場があると語った。

「F1を終えた時、僕は走りたいと思っていた多くのレースがあることに気がついた。ル・マンはそのひとつだし、インディ500もそのひとつで、デイトナ24時間もそうだ」

 マグヌッセンはmotorsport.comにそう語った。

「インディ500はいつの日か本当にやってみたいと思っているレースなんだ。僕がそのチャンスを掴めるかはわからないけど、何年も前からの夢なんだ」

 マグヌッセンは今シーズンのIMSA参戦が、チップ・ガナッシとのインディカーについての話し合いから繋がったものだとも明かしている。

「最初、インディカーの契約を実現しようと動いていた」と、マグヌッセンは言う。

「ガナッシとは何年もコンタクトをとっていた。最初に話をしたのは僕が(フェルナンド)アロンソにマクラーレンのシートを奪われたとき(2015年)だった」

「今季のインディカー参戦は実現しなかったけど、キャデラックDPiでの話が最後に出てきて、彼らは僕にやりたいかと尋ねてきたんだ」

 なおマグヌッセンは6月に負傷したフェリックス・ローゼンクビストの代役としてアロー・マクラーレンSPからインディカーにも初参戦している。その際はエンジントラブルによってリタイアを強いられたが、一時レースをリードする場面などもあり、インディカー参戦への意欲が高まったという。

「テストなしで実戦に入るのは、デビューとしては素晴らしい方法だったね。とてもエキサイティングにしてくれたよ」

「マシンはパワーステアリング無しで、ターボラグも大きく、小さなタイヤに大きくはないダウンフォースと、昔ながらのモノで、とてもワクワクさせられた」

「楽しい経験だったし、いつの日かそこに戻れればと思っている」

 

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