インディカー第10戦ミッドオハイオ:ニューガーデンがペンスキーに今季初勝利もたらす。佐藤琢磨は10位

インディカー・シリーズ第10戦ミッドオハイオが行なわれ、ジョセフ・ニューガーデンが勝利した。佐藤琢磨は10位でフィニッシュした。

インディカー第10戦ミッドオハイオ:ニューガーデンがペンスキーに今季初勝利もたらす。佐藤琢磨は10位

 2021年インディカー・シリーズ第10戦ミッドオハイオ戦が行なわれた。優勝したのはチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンだった。

 前戦ロード・アメリカに続きロードコースでの開催となった第10戦でポールポジションを獲得したのはニューガーデン。彼はスタートでもトップをキープしたが、その後方ではライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)ら複数台が絡むアクシデントが発生。コーションが出された。

 4周目にリスタートが切られた後も、ニューガーデンはコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)やマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)を従えて首位をキープ。その上位3台と同様にレッドタイヤを履く5番手のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は、前を行くブラックタイヤ装着のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)を早く攻略しようと、ホイール・トゥ・ホイールのバトルが繰り広げられた。

 そんな中、4周目にディクソンは左コーナーのターン5でアウト側からパワーを抜いて前に出た。インを締められるような形となったパワーはディクソンと軽く接触してスピン。コース上に後ろ向きの状態で止まってしまった上、スロットルを開けたことでタイヤスモークが上がり、後続のドライバーの視界を妨げてしまった。その結果、エド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)が避けきれずパワーのマシンに接触し、2台共々リタイアに終わった。

 80周のレースが30周を消化しようというタイミングで、上位陣も続々とピットストップを行なったが、その中で32周目にピットインしたハータは給油トラブルに見舞われてタイムをロス。大きく順位を落とす形となり、トップ3はニューガーデン、エリクソン、ディクソンというオーダーに変わった。

 残り20周の時点でエリクソンを6.5秒リードしていたニューガーデンだったが、トラフィックへの対応などもあり、その差が徐々に縮まっていった。最終的に両者は接近した状態でファイナルラップを迎えたが、ニューガーデンが0.879秒差でトップを守りきりチェッカーを受けた。今季なかなか勝ちに恵まれなかった名門ペンスキーだが、10戦目にしてついに1勝目を挙げることができた。2位にはエリクソン、3位にはポイントリーダーのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)が入った。

 19番グリッドと後方からのスタートを強いられた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、序盤の混乱などもくぐり抜けて順位を上げると、終盤には12番手まで順位を上げていた。そしてファイナルラップには、給油トラブルを抱えるハータのピットインで11番手に上がると、セバスチャン・ブルデー(A.J.フォイト・エンタープライズ)もパスして10位フィニッシュ。2戦連続、今季5度目となるトップ10フィニッシュを遂げた。

 タイトル争いでは、今回3位に入ったパロウがランキング2番手のパトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)に対するリードを39点に広げている。次戦はナッシュビルに新設されたストリートコースを舞台に行なわれる“ミュージックシティGP”(8月8日決勝)だ。

 

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