インディカー第11戦ナッシュビル:序盤クラッシュのエリクソンが優勝の番狂わせ。佐藤琢磨は不運で25位

インディカー・シリーズ第11戦ナッシュビルではマーカス・エリクソンが優勝。今季2勝目を挙げた。佐藤琢磨は事故にも巻き込まれ25位だった。

インディカー第11戦ナッシュビル:序盤クラッシュのエリクソンが優勝の番狂わせ。佐藤琢磨は不運で25位

 2021年インディカー・シリーズ第11戦ミュージックシティGPの決勝レースが、初開催となるナッシュビル市街地で行なわれた。波乱のレースで勝利を手にしたのはマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)で、今季2勝目となった。

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 予選で他を寄せ付けない走りでポールポジションを獲得したのはコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)。ハータはスタートでも首位をキープし、快調な走りを見せていた。

 そんな中、序盤から各所で接触が頻発した。コーションが明けて5周目にレースが再開されようというタイミングでは、18番グリッドスタートのエリクソンがセバスチャン・ブルデー(A.J.フォイト・エンタープライズ)に追突。ブルデーはリヤサスペンションにダメージがありレースを終えることとなったが、エリクソンは破損したフロントウイングを交換してコースに復帰することができた。

 その後再び接触によるコーションが出された後、20周目にリスタートが切られたが、今後はターン11でウィル・パワーとシモン・パジェノーのチーム・ペンスキー勢が接触した。インから飛び込んできたパワーにスペースを潰される形となったパジェノーはアウト側のウォールにヒットしてしまい、そこに避け切れなかった後続のリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が相次いで追突してしまった。これでコースが塞がれてしまった結果、赤旗中断となり、佐藤はレースを終えることとなった。

 レース再開後もハータは快調に飛ばし、後続とのリードを広げていった。80周のレースが30周を消化した頃には、2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)以下に6.2秒もの差をつけていた。

 その後ヴィーケイがターン1でクラッシュしたことによりこの日5度目となるイエローコーションが出されると、ハータはじめルーティンのピットストップを終えていない上位陣が一斉にピットインした。コース上にセーフティクルーがいる影響でペースカーがゆっくり走行していたことも幸いし、彼らのタイムロスは比較的小さく済んだが、それでもハータは先頭でコースに戻ることができなかった。トップでリスタートを迎えたのは、なんとエリクソン。ハータはエリクソン、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、ジェームス・ヒンチクリフ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート)に次ぐ4番手に落ちてしまった。

 6度目のコーションが出たこともあり、46周目にはエリクソンらがピットイン。一旦はハータが首位に返り咲いたが、リスタート直後にまたもコーションが出されたことを受けて彼もピットに入り、8番手でコースに復帰した。

 ここからハータは怒涛の追い上げで2番手まで浮上。トップを走るエリクソンを追いかけていたが、エリクソンに接近した残り6周のターン9で左フロントをロックさせてしまい、ウォールに激しくヒット。まさかの形でレースを終えることとなってしまった。

 これで2度目の赤旗掲示となったが、残り2周で再開されたレースをエリクソンは落ち着いてまとめ、見事トップチェッカー。序盤にクラッシュし、ペナルティまでも受けていたエリクソンだが、波乱のレースを制して今季2勝目をあげた。2位にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、3位にはヒンチクリフが入った。

 

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