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レースをしたいならインディカーだ! オワード、規則変更でF1への憧れは消滅?「人工的だから全く興味がない」

パトリシオ・オワードは、人工的なレースが繰り広げられる現在のF1には関心がないと語る。

Pato O'Ward, Arrow McLaren

Pato O'Ward, Arrow McLaren

写真:: Penske Entertainment

 インディカー・シリーズを戦うパトリシオ・オワードは、現在のF1が「人工的」なレースになっていることから、興味を持てなくなったという。

 これまでマクラーレンのドライバーとしてインディカーに参戦する傍ら、マクラーレンのF1マシンに乗りテストやフリー走行に参加してきたオワード。彼は2年前、F1挑戦を検討する上で“期限”があると語っていた。ただ、26歳となり、インディカーのトップドライバーとしての地位を確立した彼は、新時代の到来によってF1への関心自体失ってしまったようだ。

 ロングビーチ戦を前に『FOX Deportes』のインタビューに応えたオワードは、「今もF1は夢なのか?」と問いかけられた。すると彼は、次のように語った。

「それは毎年変わっていってる……正直、新しいF1マシンに関しては、選手権が犯した間違いだと思う。実際に見てみると人工的なんだ」

 オワードにとって、F1を目指した理由はスポットライトを浴びるためや大金を得るためではない。むしろ純粋なドライビング体験にあった。しかし彼はそういった“本質”を今のF1では感じられなくなっているという。

「僕がF1を目指したのは、名声やお金のためじゃない。あのマシンがとにかくすごかったからだし、それをドライブすること自体が特別な体験だったんだ」

 今年からレギュレーションが大きく変わったF1は、割合が増大した電動パワーを活用したブーストシステムにより、オーバーテイクは増大したが、ドライビングは複雑に。高速コーナーやブレーキングで限界を攻めるのではなく、むしろエネルギー回生のためにスピードを落とすことが求められる時もあるなど、より戦略的な要素が強まった。こういった現在のレース体験を、多くのドライバーはマリオカートのようなレースゲームに例えている。

「スイッチを押して『よし、これで人工的に抜いてやろう』なんてことはやりたくない。マリオカートじゃないんだ。僕たちはレースをしにここに来ている。正直言って、そんなものに参加したくはない」

 そしてオワードは、インディカーこそが自分の理想のドライビングスタイルが求められるカテゴリーだと語る。今のインディカーは、F1が視覚的なスペクタクルを提供することを優先するあまり犠牲にしてきたものを、まさに持っているというのだ。

「今、純粋にレースをしたいドライバーにとって最高のシリーズはここ、インディカーだと思う」

「今のF1は人工的なショーだ。正直言って全く興味がないし、心惹かれない」

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