インタビュー

インディカーのハイブリッド導入初戦、オワードは「効果は感じるけど、まだそれほど大きな差はない」

インディカー第9戦ミッドオハイオのオープニングプラクティスはあいにくの雨となったが、このセッションでハイブリッドユニットがついにシリーズデビューとなった。この新ハイブリッドを試したマクラーレンのオワードは、効果を感じるものの「それほど大きな差」はなかったと語った。

Pato O'Ward, Arrow McLaren Chevrolet with Chevrolet engineer

Pato O'Ward, Arrow McLaren Chevrolet with Chevrolet engineer

写真:: Phillip Abbott / Motorsport Images

 インディカー第9戦ミッドオハイオで、ハイブリッド化された新ドライブトレインがデビューを飾った。

 従来の2.2リッター・ツインターボV6内燃エンジンと、低電圧(48V)モーター・ジェネレーター・ユニット(MGU)とスーパーキャパシタ式のエネルギー貯蔵システム(ESS)を組み合わせた新しいドライブトレインは、プッシュ・トゥ・パスと合わせて、800馬力以上のパワーを生み出すことができる

 ただ、あいにくオープニングプラクティスは途中で雨に見舞われてしまった。アロー・マクラーレンのパトリシオ・オワードは11周しか走れなかったが、ハイブリッドについて効果を「感じることはできる」と語った。

「ディプロイメント(ハイブリッドパワーを放出)したときに、それを感じることができる。ラップタイムという点では、みんなが考えているほど大きくはない。ディプロイメントの戦略を完璧に最適化してもコンマ2秒以下だと思う」

「僕は、このシステムがもっと多くのことをできると思う。だから、このシステムを本当にプッシュして、ラップタイムという点で、実際にどれだけのことができるのか見てみたいんだ。というのも、もしラップタイムがコンマ4~6秒向上するのであれば、その時はすべてのチームがこのシステムを最適化し、可能な限り完璧にしようとするだろう」

「でも今はそうじゃない。ちょっとしたクルマのバランスの違いでその差が覆ってしまう」

「今のところ、僕たちは新たに取り組んでいるところだと思う。言うまでもなく新しいものだし、すべてのプロセスを経験する必要がある」

 インディカーのハイブリッドのユニークな要素は、エネルギー回生の速さだろう。リチウムイオンのバッテリーではなく、スーパーキャパシタを使用したことで、容量は小さいものの素早い充電、放出が可能となっている。

「そうだね、他とはレベルが違う。F1マシンと似ているとは言わないけど、アイデア自体は同じようなモノなんだ。ブレーキでエネルギーを生み、それが(バッテリー)パックに入り、それを好きな場所でディプロイするんだ」

「僕たちは手動でディプロイしないといけない。もしシークエンスを間違って、手動で回生(量をコントロール)しなければならなくなった場合、回生できる量には限界があるし、ディプロイできる量にも限界が生まれる。僕たちはその限界に取り組んでいるんだ」

 

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