この2年間夢見ていた……パロウ、インディ挑戦は「目標だった」
デイル・コイン・レーシングから2020年のインディカー・シリーズに参戦することになったアレックス・パロウ曰く、インディカー挑戦は「夢であり、達成するべき目標」だったと語る。
2019年シーズンは日本のスーパーフォーミュラとスーパーGT(GT300)に参戦したアレックス・パロウ。特にスーパーフォーミュラでは、参戦1年目からタイトルを争う活躍を見せた。
そのパロウは、2020年シーズンから活躍の場をアメリカに移し、インディカー・シリーズに参戦することを発表した。パロウはデイル・コイン・レーシングとチームゴウのジョイントプロジェクトである”デイル・コイン・レーシングwithチームゴウ”に加入することになったのだ。
「全てのことが、素晴らしい形で終わったテストの後に明らかになった」
パロウはそうmotorsport.comに対して語った。
「関係した全員が、本当に満足している。チーム、僕、ホンダのみんながね。2020年のインディカーに挑戦する可能性があるならと、僕らはそれに向けて仕事をしたんだ」
「最初は可能性が高いように見えた。でもその後には不可能になった。僕らは仕事を続けたけど、選択の余地はなくなったように思えた」
しかしデイル・コイン・レーシングは、2019年限りでセバスチャン・ブルデーを放出することを決断した。曰く資金的な問題があったという。
「でもその後で、ブルデーに関することが起きた。チームと僕らは再び動き、インディカーに参戦できるよう最大限努力したんだ。100%ね!」
「最終的には僕らはそれを成し遂げることができた。チーム、ホンダとチームゴウ、そして僕の誰もが、自分の仕事をやり遂げたんだ。ホンダとチームゴウは、引き続き僕らをサポートしてくれる」
「インディカーに挑戦することは、僕が夢、そして目標として持っていたモノだ。過去2年間、僕はそれについて考え続けてきた。だからとても満足している。僕の頭の中にあったのは、できる限り全てのレースに勝ち、いつかそこにたどり着くということだった」
「そして今、僕はそこにたどり着いた。これは大きな一歩だ。ヨーロッパから日本に来たというレベルじゃない。別のレベルだと思う。まったく別のチームだし、全く違うレースだからね。オーバルも経験してみたかったんだ」
パロウは、インディカーと並行してスーパーフォーミュラに参戦するという可能性を否定した。
「日程が重複しているから、それは不可能だ。スーパーフォーミュラはそれほど多くのレースがあるわけじゃないけど、多くのテストがあるし、両方をやるのは難しい。僕はインディだけを走り、そしてアメリカに住むつもりだ」
前述の通り、スーパーフォーミュラでは参戦1年目から活躍したパロウ。インディカーでも、他のルーキーを打ち破ることを目指している。しかしながら現時点では、シーズン全体の目標を設定するのは難しいと語った。
「現時点で目標を定めるのは難しい。全てのチームと比較するテストをやったわけじゃないからね」
そうパロウは語った。
「でもまずすべきことは、チャンピオンシップとインディ500の両方で、最優秀ルーキーになることだ。そこには大きな価値があると思っている」
「できる限りそれを目指すつもりだ。でも、他のルーキーたちに対する”挑戦”になるだろう。簡単じゃないだろう。でも僕らが働き、全てがうまく機能すれば、レースで目立つことができるはずだ。そして、できる限り長いこと、競争力のあるマシンでインディカーに参戦し続けることができるはずだ」
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