パロウ、フェルスタッペンvsハミルトンの接触に見解「僕なら、どっちの立場でも同じことをする」

アレックス・パロウは、F1イギリスGPでのマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンのクラッシュについて、自分がどちらの立場でも同じことをしていたはずだと語った。

パロウ、フェルスタッペンvsハミルトンの接触に見解「僕なら、どっちの立場でも同じことをする」

 インディカーシリーズのポイントリーダーであるアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)は、F1第10戦イギリスGPのオープニングラップで起きたルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のクラッシュについて、自分がどちらの立場でも彼らと同じことをしていただろうと語った。

 イギリスGPのオープニングラップで、ハミルトンは高速コーナーのコプスでインに飛び込んだ結果、フェルスタッペンの右リヤタイヤとハミルトンの左フロントタイヤが接触。フェルスタッペンのマシンはコースオフし、タイヤバリアに激しくクラッシュした。

 この件でハミルトンは10秒のタイム加算ペナルティを受けたものの、追い上げて優勝。これにより、フェルスタッペンのタイトル争いにおけるリードは、33ポイントから8ポイントまで一気に減ってしまった。ハミルトンは、タイトル争いにおける事実上唯一の対抗馬であるフェルスタッペンを抜く決意を固めていたのだろう。

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 インディカーでポイントリーダーに立っているパロウは、他のドライバーから”ターゲット”にされると感じるか、それゆえに全く余裕のないチャレンジを受けることになると予想しているかと訊かれ、次のようにmotorsport.comに語った。

「インディカーはいつもそんな感じだと思うよ!」

「ミッドオハイオでは、いつも誰かと接触するし、オーバーテイクはギリギリだ。インディカーのレースはそういうものだし、それがチャンピオンシップの美点でもある。このクルマは多少の接触を許してくれるんだ」

「一部のドライバーが僕に対してもっと攻撃的になると思うか? いやそうは思わない。例えばパト(オワード)やジョセフ(ニューガーデン)、そしてチームメイトのスコット(ディクソン)やマーカス(エリクソン)のように、インディカーでは、誰もがお互いに激しくバトルしていると思う」

「ロード・アメリカでのニューガーデンとのバトルでは、自分たちがチャンピオンシップでどのくらいの位置にいるのかさえ分からなかった。僕たちはホイール同士がタッチするとても激しいバトルをしたけど、お互いに限度は超えていなかった」

「今でも彼に対する考え方は変わらないけど、もしかしたら彼は今よりも僕に攻撃的になるかもしれない」

 パロウは、ハミルトンとフェルスタッペンだったからこそ、あのクラッシュが起きたのだろうと付け加えた。

「わずかなスペースしかない中で、ハミルトンがアグレッシブな走りをしたのは、相手がフェルスタッペンだったからこそだと思う。他のドライバーだったらあんなことにはならなかっただろう。なぜなら彼らはチャンピオンシップを争っているからだ」

「そういうことも起きるだろう。もしそういうことが起きたら、僕はどうするんだろう? 分からない。確かに(自分がフェルスタッペンだったら)、僕はハミルトンに手加減はしないだろう。でも、もし僕がハミルトンだったら、それ(オーバーテイク)を狙っていただろう。僕の考えでは、ふたりとも僕が彼らの立場ならやることをやったと思う」

「今、結果を振り返ってみれば『よし、彼を通そう』とフェルスタッペンは思うかもしれない。でもレースでは、誰かをただ通すわけにはいかないんだ!」

 パロウは現在、オワードに39ポイント、チームメイトのディクソンに56ポイント、ニューガーデンに69ポイント差をつけてランキング首位に立っている。

 4度のインディカー王者であり、チップ・ガナッシでドライバー・アドバイザーを務めているダリオ・フランキッティは、チャンピオンを争うライバルと五分五分のバトルとなった場合に備え、どんなアドバイスをパロウに送るかと訊かれ、次のように答えた。

「問題は、一瞬のうちに決断を下さなければならないことだ」

「決断は教えられるようなものではなく、本能がそこになければいけない」

「アレックスはシーズンを通じて同じ戦い方をするつもりだ。それで良いと私は思う。決まった方法で運転し、異常に攻撃的にならず、常に良いバランスを保つなど……自分がここまで来れた理由を忘れてはいけない」

「私からのアドバイスとしては、『今まで通りのレースを続けなさい』ということだ。これまではうまくいっていたからね」

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