アメリカFBI、インディカーやIMSA戦う名門レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに立ち入り捜査
FBIはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング本社に立ち入り捜査を行なった。その理由は明かされていないものの、声明によるとチームは全面的に協力しているという。
アメリカ連邦捜査局(FBI)は9月18日(水)、インディアナポリス郊外にあるレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)本社に捜査官を派遣。立ち入り捜査が行なわれた。
FBI捜査官は、18日の午前8時30分にインディアナ州ジオンズビルにあるRLLR本社に到着。この施設はインディカー・シリーズとIMSAスポーツカー選手権に参戦するレース部隊が拠点としているが、午後にはスタッフがPCやその他電子機器から離れるよう要請され、捜査が行なわれていると複数のメディアで報じられた。
ただ、FBIはRLLR本社を訪れた理由を明らかにしなかった。
ジオンズビルのジョン・ステアー市長は、RLLR本社への立ち入り捜査について次のように説明した。
「今朝、FBIが(RLLR)本社ビルで令状を出し、我々に協力を要請してきた」
Indy Star紙にステアー市長は、そう語った。
「FBI捜査官が建物に入った時、我々の役員は外にいた」
RLLRはFBIの捜査について、次のように声明を発表した。
「我々は捜査局に全面的に協力している。これは進行中の捜査であるため、現在共有できる情報は限られているが、できる限り追加情報を提供するつもりだ」
RLLRはチーム名にもある通り、1986年インディ500勝者であり、インディカー・シリーズで3度チャンピオンに輝いたボビー・レイホールと、元『レイトナイト』司会者のデビッド・レターマン、実業家のマイク・ラニガンによって共同所有されている。直近では2020年に佐藤琢磨と共にインディ500を制覇。昨年はクリスチャン・ルンガーが久しぶりとなるインディカーでのレース勝利をチームに届けた。
RLLRはまた、IMSAのGTPクラスにBMW MハイブリッドV8で2023年から参戦。同年のワトキンスグレン戦でGTPクラス初勝利を挙げた。
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