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佐藤琢磨、インディ500勝者のニューガーデンを”ユニークに”称賛「細かった彼も、今ではミニカーに乗るキングコングだ!」

佐藤琢磨は第107回インディ500覇者のジョセフ・ニューガーデンについて「ミニカーに乗るキングコングみたいに」大きくなったとユニークな賛助を送った。

Josef Newgarden, Team Penske Chevrolet

写真:: Jake Galstad / Motorsport Images

 5月28日に行なわれた第107回インディ500の決勝レースでは、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが優勝。2度のインディ500覇者であるチップ・ガナッシ・レーシングの佐藤琢磨が称賛を送った。

 ニューガーデンは決勝レースを17番手からスタート。レース前半は落ち着いたレースだったものの、後半に入るとコーションが続き、序盤からレースを引っ張ってきたマクラーレン勢がクラッシュ。そうした中ニューガーデンは着実にポジションを上げ、チップ・ガナッシのマーカス・エリクソンに次ぐ2番手でファイナルラップ”1周”のみのレース再開を迎えた。

 リスタートではエリクソンが抜け出したものの、ニューガーデンはバックストレートでエリクソンを抜き去り、トップチェッカー。2017年と2019年にシリーズチャンピオンに輝きながらも掴めなかったインディ500の勝利を、ようやくその手に収めた。

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 最終盤まで勝利を狙える位置を走り、最後の最後で勝ちきったニューガーデン。彼を走りを、2017年と2020年のインディ500覇者である佐藤も褒め称えた。

「ジョセフには本当におめでとうと言いたいです」

 レース後に行なわれたビクトリー・セレブレーションにて、佐藤はそう語った。

「信じられないほどすごいフィニッシュでしたし、君はずっと(勝利に向かって)戦っていた」

 

 元F1ドライバーの佐藤は、2010年にKVレーシング・テクノロジーからインディカーにデビュー。一方ニューガーデンは、2012年からサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングでシリーズ昇格を果たしている。

 佐藤は10年以上共にインディカーで戦ってきたニューガーデンについて、その過程で鍛え上げられた肉体は努力の賜物だと称賛している。

「ジョセフと僕に関して覚えているのが、僕らはちょうど同じくらいの頃にインディカーデビューを果たしました」と佐藤は当時を振り返る。

「彼はサラ・フィッシャーのマシンに乗っていて、まだ小さくて細かったんです……いや、背が高いから小さくはないですね(笑) 当時は細くて、若いジョセフでした」

「今の身体や筋肉を見てみて下さい! 芯を持った男……キングコングがミニカーに乗ってるみたいになっています!」

「ただ、それも全て君の努力の賜物です。彼はエンジニアと全てにおいて努力を重ねてきました。チーム・ペンスキーには言うまでもなく素晴らしい設備とチームがあります」

「しかし(インディカー500制覇を)成し遂げたのは君……素晴らしいことです。おめでとう!」

 
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