2世代の“シューマッハー”とレースをする佐藤琢磨「ミックはミハエルそっくり」。新人ミックも2度のインディ500勝者から吸収する構え
佐藤琢磨は、ミハエル・シューマッハーとF1の表彰台に上がったインディアナポリスで、ミック・シューマッハーと共にレースをすることになる。
Indy-500-Vortest: Mick Schumacher besteht Rookie-Programm
写真:: Penske Entertainment
2026年のインディ500に、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからスポット参戦する佐藤琢磨。そんな彼のチームメイトのひとりには、ミック・シューマッハーがいる。佐藤がF1時代に戦ったミハエル・シューマッハーの息子だ。
佐藤とシューマッハー、そしてインディアナポリスには不思議な縁がある。2004年、当時はインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されていたF1アメリカGPで、佐藤は3位表彰台を獲得した。この時の勝者がミハエル・シューマッハーであり、ふたりは共にポディウムでシャンパンファイトに興じた。
あれから22年という歳月が経ち、佐藤は2度のインディ500勝者としてアメリカ国民の尊敬を集める存在となった。そしてミハエル・シューマッハーの息子であるミックは父と同じレーシングドライバーの道を歩み、F1、WEC(世界耐久選手権)を経て、インディカー・シリーズへとたどり着いたのであった。
佐藤琢磨がインディアナポリスで再び“シューマッハー”と相見えるというエモーショナルなストーリーは注目を集め、メディアからもこのことに関する質問が飛んでいる。4月末のオープンテストの際の会見で佐藤は次のように語り、ミックからは父ミハエルのDNAを色濃く感じると述べた。
「素晴らしいことです」
「彼からは父親のDNAを色濃く感じます。僕はありがたいことにミハエル・シューマッハーと共に戦った素晴らしい経験がありますが、ミックと会って話すと、その話し方も人格者といった感じで、まさに父親そっくりです」
「もちろんミックはミハエルの息子ではなく、ミックとして扱われたいでしょうし、それを尊重します。ただ彼と会えたことは嬉しいです。彼はインディアナポリスを走ってまだ2日なのに非常に速いですね。良い話し合いもできているし、彼と仕事ができて嬉しいです」
写真: Geoff Miller / Lumen via Getty Images
そして一方のミックは、インディ500ウイナーの佐藤から学べることを楽しみにしていると語った。
「僕にとっても良いことだし、たぶん彼にとっても良いことだと思う。彼はある意味、2世代のシューマッハーを相手にしているということだよね」
「チームに彼がいるのは素晴らしいことだ。彼はこのコースのことをよく知っているし、F1の経験もある。それに僕たちの話題には共通点も多い。彼から学べるのはワクワクするし、彼の感じていることが僕の経験していることと比べてどう違うのか知れるのも楽しみだ」
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