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全ての人に感謝を……苦境から一転、優勝という”最高結果”を手にした佐藤琢磨

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全ての人に感謝を……苦境から一転、優勝という”最高結果”を手にした佐藤琢磨
執筆:
2019/08/26 9:59

インディカー第15戦ゲートウェイで今季2勝目を挙げた佐藤琢磨は、ポコノでのクラッシュの後厳しい状況に立たされたにも関わらず、サポートを続けてくれた全ての人たちへの感謝の想いを語った。

 ゲートウェイ・モータースポーツ・パークで行われたインディカー・シリーズ第15戦ボンマリート・オートモーティブ・グループ500を制したのは、レイホール・レターマン・ラニガンの佐藤琢磨だった。

 このレースは実に劇的な展開だった。佐藤はスタート位置こそ5番手だったが、そのスタートに失敗して後退。最初にピットストップを行うなどしたため、一時は2周遅れの最下位にまで落ちた。そこからの大逆転勝利だった。

 それだけではない。佐藤は前戦ポコノ戦の1周目に起きた大クラッシュに関与し、しかもその事故の責任は佐藤にあるとして、批判の矛先となってしまったのだった。一部からは「出場停止にすべきだ」という厳しい声も上がったが、チームやファンは暖かいサポートを続け、佐藤に非がないことを主張した。またメディアも”ほぼ”公平であったと言える。

 今回のレース後、佐藤は勝利を喜ぶと共に、メディアやファン、チームなどに対して感謝の言葉を口にした。

「この部屋にいる全ての人に感謝したいです」

 佐藤はメディアセンターに到着するや否やそう語った。

「先週起きたことを、皆さんご覧になったと思います。確かに多くの意見があります。でも、ほとんどの人たちが僕を支えてくれました。純粋なジャーナリズムに、感謝しきれません。事実を見出し、それが何であったのか、調べてくれました。ひとつのことだけから、物事を判断したわけではありませんでした……」

「ドライバーズパレードについて話すと、セントルイスにはたくさんの熱心なファンがいます。過去数シーズン、それを見てきました。今年はたくさん応援してもらい、僕の名前をたくさん呼んでくれました。そのサポートに対する感謝の言葉が見つからないです。特に、難しい状況の後では、特別なモノでした」

 今回の勝利は、2017年のインディ500での勝利を除けば、実に特別なモノだったと佐藤は語る。

「(今年の)バーバーでポール・トゥ・ウインを成し遂げたのは、とても重要でした。週末を支配できたのは、チームの素晴らしい功績です。そして満足もしています」

「しかし今回の勝利は、インディ500を除けば、特に特別な1勝です。とても感動的です……信じられないほどの後押しを受けました」

 週の半ばには、チームもポコノでの事故について佐藤をサポートする旨を主張した声明を発表した。

「チームからの信じられないほどのサポートを受けています。僕はとても幸せな男です。そしてレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの一員であることを、誇りに思います。なぜ彼らは、あんなことをしたんだろう……一部の人たちは、チームがそのような声明を発表したのを、見たことはないと言います。チームは、世界中の情報の多くが誤っているため、その声明を発表する必要がありました。それが、彼らが僕をバックアップしてくれた理由です。本当にありがたいと思っています」

難しいスタート、難しい終盤、そして完璧すぎる結果

 しかし佐藤にとっては今回のレースも、簡単なモノではなかった。スタートで出遅れた佐藤は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)とライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ)に挟まれる形で行き場を無くし、バランスを崩してドリフト状態になった。佐藤はこれで後退しただけでなく、その後もペースに苦しみ、通常のピットストップを最初に行うドライバーともなった。

「難しいスタートでした」

 佐藤はそう振り返った。

「僕は挟まれてしまって、後退してしまいました。最初のスティントを失ってしまったことで、難しい状況になりました」

「でも僕らは集中し続け、自分たちの仕事をしました。自分たちを信じ、戻ってくるチャンスを手にするべく時間を割きました。そして、戻ってくることができたんです。その後の2スティントでは良いペースで走り、必要なだけ燃費を延ばしました」

 佐藤は先頭争いに戻ることができたことについて、「運が良かったかもしれない」と認める。

 2番手を走っていたセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)がピットストップを行った直後、ウォールにクラッシュしたことでイエローコーションとなった。佐藤とトニー・カナーン(A.J.フォイト)、そしてエド・カーペンター(エド・カーペンター)はこの影響でポジションを上げ、上位を走っていたマシンたちはアンダーグリーンでピットストップする必要があったため、周回遅れとなった。

 ピットロードがオープンとなった際に、3人はピットへ。これで上位勢も同一周回に戻ったが、3人を追う展開となった。そして佐藤は、イエローコーションが解除された際のリスタートでは、カナーンがミラーに映る状態で加速していかなければならなかった。

「誰もが、彼が最も厳しいライバルのひとりであることを知っていると思います」

 そう佐藤はカナーンについて語った。

「スペースを空けるわけにはいかないし、ミスを見せないようにしなければいけません」

「最後のリスタートの時、間違いなく遅いスピードでしたが、明らかに一定の速度で走っていました。後続を抑えるために、全てのアドバンテージを活用する必要があったんです。その後で、僕らはただ、美しく走り去るだけでした」

「興奮するレースでした。タイヤのデグラデーションについてもそうです。トニーと僕は、最後の20周で同じような問題を抱えていました。そしてエドは、非常に素晴らしいスピードで僕に近づいてくるようでした」

「今夜のショーは、僕たちにとってとても刺激的だったと確信しています。最後の5周は、その中でも大変でした。特にチームとスポンサーを、非常に厳しい状況で待たせてしまったと思います。僕はただ、マシンをゴールさせたかったんです。そして、それを成し遂げることができました。最高に幸せです」

 カーペンターは、248周のレースの245周目にカナーンをオーバーテイク。そして直後に佐藤の背後に迫ることとなった。しかし佐藤はなんとかこれを抑えきり、0.0399秒差でフィニッシュした。

「すっごく近かったですよ!」

 佐藤はそう語った。

「僕にとっては、全てがコントロール下にありました。もし彼が僕を抜いたら、ただそれだけのことでした。それがレースです。彼は素晴らしい速さでした」

「でも、僕が彼の前でラインを越えると、それは別の形での結果(優勝)ということになります。僕はそれが大好きなんです。そして、このスポーツも大好きです」

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この記事について

シリーズ IndyCar
イベント ゲートウェイ
ドライバー 佐藤 琢磨
チーム Rahal Letterman Lanigan Racing
執筆者 David Malsher