ステファン・ウィルソン、プラクティスでの大クラッシュでインディ500欠場。胸椎骨折を負う
インディ500のプラクティスで大クラッシュを喫したステファン・ウィルソンは、胸椎を骨折していることが明らかとなり、決勝レース欠場を余儀なくされた。
ステファン・ウィルソン(ドレイヤー&レインボールド)は、5月22日(月)に行なわれたプラクティスで大クラッシュを喫し、第107回インディ500の決勝レース欠場を余儀なくされた。
予選翌日に行なわれた2時間のプラクティスで、その大クラッシュは起きた。ウィルソンがターン1で先行するマシンの後ろについた際、キャサリン・レッグ(レイホール・レターマン・ラニガン)から追突されてしまい、2台とも高速でスピンしてしまったのだ。
レッグはウォールに側面からぶつかり無傷だったが、ウィルソンはSAFERバリアに正面から激突してしまった。インディアナポリスのセーフティクルーは、すぐに背中を支える支柱と担架を用意し、10分以上かけて慎重にウィルソンをコックピットの外に運び出した。
救急車に乗せられる際、意識があり親指を立てていたウィルソンは、メディカルセンターに運ばれた後、地元の病院に搬送され、詳しい検査が行なわれた。
英国シェフィールド出身のウィルソンは、2021年に設立されたキュージック・モータースポーツのサポートを受けており、キュージックとドレイヤー&レインボールドが提携する形で今回のインディ500に参戦していた。
キュージック・モータースポーツは次のように声明を発表。ウィルソンは第12胸椎を骨折していることが明らかになった。
「検査のためIUヘルス・メソジスト病院に搬送された後、ウィルソンは第12胸椎を骨折していることが明らかとなった。彼はさらなる検査と観察のために病院に一泊する」
「こうした怪我のため、ウィルソンは今週日曜日の第107回インディアナポリス500マイルレースへの出場を断念する」
第12胸椎は胸椎と腰椎の境目にある骨であり、背骨の中でも強い骨である一方で、衝撃の影響を最も受けやすい骨であるとも言える。
ウィルソンは自身5度目のインディ500の予選を25番手で通過していたが、キュージックとドレイヤー&レインボールドが次にどのような措置を取るかは不明。「追って詳しい情報を提供する」としている。
というのも、インディ500のエントリーはドライバーではなくマシンが基準。例えば今回、予選落ちを喫してしまったグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)をウィルソンの代わりに出場させるということも不可能ではない。
ただ、レイホール自身は自分がレースに出られるようにシートを買い取ることは考えないと発言している。
もしチームがレイホール以外のドライバーを手配する場合、金曜日に行なわれる最後のプラクティスであるカーブデーまでに、特別なリフレッシュテストを実施する必要がありそうだ。
2015年には、ジェームス・ヒンチクリフが予選後の月曜プラクティスで激しいクラッシュを起こし、欠場となった。その代役としてライアン・ブリスコーが選ばれ、関係者は木曜日に彼がマシンに慣れるための1時間の特別セッションを組んだ事例がある。
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