佐藤琢磨、今季インディカー“初戦”はウォールにヒットしリタイア。優勝はニューガーデン
インディカー・シリーズ第2戦テキサスでは、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが優勝。今季初レースとなった佐藤琢磨はアクシデントによりリタイアに終わった。
写真:: Gavin Baker / Motorsport Images
2023年インディカー・シリーズ第2戦がテキサス州のテキサス・モータースピードウェイで行なわれた。優勝したのはジョセフ・ニューガーデン(チームペンスキー)だった。
セントピーターズバーグで開幕した今季のインディカー・シリーズは、舞台をオーバルのテキサスに移した。今季はチップ・ガナッシ・レーシングからオーバル戦限定で出走する佐藤琢磨にとっては、このテキサス戦がシーズン最初のレース。日本特殊陶業の英文商号『Niterra』のカラーリングに包まれたマシンでレースに臨んだ。
ポールシッターはフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロー・マクラーレン)。オーバルでのレースということもあり序盤からオーダーは頻繁に入れ替わったが、ニューガーデン、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、そしてローゼンクヴィスト、パトリシオ・オワード、アレクサンダー・ロッシのマクラーレン勢などが上位集団を形成した。
そんな中、6番グリッドスタートの佐藤は48周目にターン2アウト側のウォールにヒット。コースを横切りイン側のウォールにもぶつかってストップした。このアクシデントについて佐藤はチームのプレスリリースに、順位争いをしていたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がアウト側に寄って来たことでバンクの高い位置を走らざるを得ず、その結果ウォールに接触してしまったと説明した。
その後のレースはニューガーデン、オワード、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)らを中心に首位争いが展開されていき、8台前後がリードラップに戻って先頭集団のパックを形成していた。
250周のレースも佳境になってくると、ニューガーデン、オワード、パロウの3台にデビッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング with HMDモータースポーツ)を加えた4台に優勝争いは絞られていった。
そして残り2周、オワードとの競り合いを制してニューガーデンが先頭に立ったところで、一時は優勝争いにも加わっていた5番手のロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポート)がクラッシュ。これでコーションが出され、ニューガーデンが今季1勝目を挙げた。2位はオワード、3位はパロウだった。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ジョセフ ニューガーデン | Team Penske | 250 | 2:07'07.2653 | 169.917 | 53 | ||
2 | パトリシオ オワード | Arrow McLaren | 250 | 2:07'08.5491 | 1.2838 | 1.2838 | 169.888 | 41 |
3 | アレックス パロウ | Chip Ganassi Racing | 250 | 2:07'09.1492 | 1.8839 | 0.6001 | 169.875 | 36 |
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