ミック・シューマッハー、初のインディ500は27番グリッドから。佐藤琢磨ら頼れる仲間も多く「自分にとってベストな情報を取り入れられたら」
自身初のインディ500に臨むミック・シューマッハーは、その準備においてたくさんの助言を受けられる環境にある。
元F1ドライバーで、今季からインディカー・シリーズに参戦しているミック・シューマッハーは、世界三大レースのひとつであるインディアナポリス500に初挑戦する。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに所属する彼にとっては、アドバイスを受ける選択肢が豊富にある。
彼のチームメイトのひとりであるグラハム・レイホールは、インディカーで20年近い経験を持つベテランであり、インディ500で何度も上位入賞を記録したことがある。そしてドライバーコーチには、2012年のインディ500ポールシッターのライアン・ブリスコーがついており、共同チームオーナーのボビー・レイホールも言わずと知れたインディカーのレジェンドだ。
そしてインディ500の開催期間には、さらに心強い仲間が加わった。佐藤琢磨である。佐藤は2017年と2020年の2度インディ500を制しており、昨年のレースでも最多のラップリードを記録するなど実力は未だ健在。今年もこの伝統のレースにスポット参戦している。
シューマッハーにとっては、まるで水を消防ホースで飲むかのように、溢れんばかりの情報量に圧倒されていることだろう。その中で彼がそれをどう吸収し、活かしているのかは興味深い。
「自分にとって一番うまくいくものを取り入れられたら」とシューマッハは言う。
「グラハムや、特にライアンとはたくさん話している。彼は僕の側にいるので、それがすごく助けになっている。(チームメイトの佐藤、レイホール、ルイス・フォスターを指差しながら)彼らがクルマに乗っている最中にわざわざ話しに行かなくていいのも大きいね」
「チーム全体としても、情報を詰め込みすぎないようにしてくれているのが良いと思う。最初から言われていたのは、本当に重要なことに絞れということ。でも、多くの人が助けようとしてくれるのはありがたいし、そういう立場にいられるのは素晴らしい。その逆よりはずっといいよね」
「たくさんのことを学んでいる。ただ、これは経験の問題でもある。みんなが感覚を説明してくれても、実際に分かるのは自分で体験してからだからね」
「初日は正直あまり良くなくて、クルマにかなり違和感があった。でも次の日にはかなり良くなった。進歩しているよ。風やコンディションがクルマのフィーリングに大きく影響することも、はっきり感じた」
シューマッハーは第110回インディ500を33台中27番手からスタートする。予選でトップ10に食い込んでいたA.J.フォイト・レーシングのカイオ・コレが車両規定違反で最後尾に落ちたため、シューマッハーがルーキー最上位となった。
彼は予選についてこう振り返った。
「残念ながら、予選では少しスピードを失ってしまった感じがある」
「まだ完璧ではなかった。いくつか細かい部分で問題があって、昨日それが100%ではなかったと分かった」
「それを踏まえて、今はレースに集中している。何をすればもっと良くなるかは理解できているし、うまく順位を上げていければいいね」
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