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ペンスキー、インディ500予選の失格受け『組織の機能不全』謝罪。名将シンドリック含め主要人物3人が退団

チーム・ペンスキーのオーナーであるロジャー・ペンスキーは、インディ500での不祥事について謝罪した。

Tim Cindric, Team Penske Chevrolet

 第109回インディ500予選での、チーム・ペンスキーの不祥事は、数日経った今もその影響が続いている。オーナーのロジャー・ペンスキーはこの事態に謝罪し、名将ティム・シンドリックを筆頭にチームのストラテジストを計3名一斉に退団させることになった。

 リヤのアッテネーター(衝撃吸収構造)に不正な改造が認められたことで、ジョセフ・ニューガーデンとウィル・パワーはすでに最後尾グリッドに追いやられ、チームには総額20万ドル(約2900万円)の罰金が科せられ、各ドライバーのレースストラテジストは出場停止処分を受けた。

 さらにロジャー・ペンスキーは公式声明を発表し、騒動を謝罪した。

「我々のスポーツとレースチームの誠実さほど重要なものはない。この2年間は組織的な機能不全があり、必要な変更を余儀なくされた。ファン、パートナー、そして組織を失望させてしまったことを謝罪する」

 ロジャー・ペンスキーがインディカーシリーズとインディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーナーであり、昨年のセント・ピーターズバーグで違法なプッシュ・トゥ・パス・システムを使用したことによりペンスキーの2台が失格となっていることもあって、チームとしてさらなる処罰を下すことになった。

関連ニュース:
Tim Cindric, Josef Newgarden, Team Penske

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Photo by: Penske Entertainment

 今回組織からの離脱が明らかにされたのは、インディカー部門社長のシンドリック、マネージングディレクターのロン・ルゼウスキー、ジェネラルマネージャーのカイル・モイヤーの3人。いずれも各マシンのストラテジストを兼任しており、まさにチームの屋台骨を支えてきた大幹部だ。

 シンドリックは昨年のプッシュ・トゥ・パスのスキャンダル後、すでに1月に日々の指導的役割から退いていたが、ニューガーデンのチーフ・ストラテジストとしてニューガーデンの3度のチャンピオン獲得に貢献してきた。

 パワーのレースストラテジストでもあったルゼウスキーは、ペンスキーに21年間在籍した後、その職を解かれた。ルゼウスキーは技術開発とレースチームの日常管理を監督しており、シンドリックと同じくプッシュ・トゥ・パスの件でも出場停止処分を受けていた。

 さらに11年所属していたモイヤーは、ペナルティを免れたスコット・マクログリンのレースストラテジストとしても働いていた。

 チーム・ペンスキーは、「今週末のインディアナポリス500に向けた人事と後任について、今週中にさらなる発表を行なう」としている。

 今回の違反は、2024年のインディ500を制したニューガーデンのマシンにも同様の違反があったと見られることから、過去1年以上にわたって見過ごされていた可能性がある。

 不正が相次いだこと、それが検査をすり抜けたことから、インディカーの体制や検査の透明性を問う声が高まっており、ロジャー・ペンスキーとしても壊滅的なこのスキャンダルにより、「組織的な機能不全」を認め、苦渋の決断を下さざるを得ない状況に追い込まれたということだ。

 今回のインディ500は、ニューガーデンによる前人未到の3連覇がかかっていたが、長い歴史を持つインディ500でも最後列グリッドから優勝したドライバーはいない。

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Nick DeGroot
IndyCar
Team Penske
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