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佐藤琢磨、自身ふたつ目となるインディ500優勝“ミニトロフィー”を手に「非常に誇りに思う」

2020年にインディ500で2勝目を飾った佐藤琢磨は、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのオーナー達と共に、ボルグワーナー・トロフィーのミニチュアレプリカを贈呈された。

2020 Indy 500 winner Takuma Sato is presented with the Baby Borg-Warner Trophy

写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images

 インディ500の歴代ウイナーの顔がかたどられている巨大トロフィー、“ボルグワーナー・トロフィー”。そのミニチュアレプリカが、昨年インディ500で2勝目を飾った佐藤琢磨に授与された。

 佐藤は昨年、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの一員としてインディ500に出走し、スコット・ディクソンを抑えて優勝。2017年以来2度目となるインディ500制覇を成し遂げた。

 また、チームの共同オーナーであり自身もインディ500で優勝経験があるボビー・レイホールにとっても、1992年のチーム創設以来2度目のインディ500制覇となった。チームの初優勝は2004年にバディ・ライスの手によって成し遂げられており、この時デビッド・レターマンは既にオーナーのひとりとなっていたが、マイク・ラニガンはまだそのオーナーシップに名を連ねていなかった。

 先週末に行なわれたトロフィー授与のイベントには佐藤とレイホール、ラニガンの3人が出席し、ボルグワーナー社の社長兼CEOであるフレッド・リサルドから“ベビー・ボルグワーナー・トロフィー”が贈られた。

2020 Indy 500 winner Takuma Sato is presented with the Baby Borg-Warner Trophy by Fred Lissade, BorgWarner President and CEO
2020 Indy 500 winner Takuma Sato and Bobby Rahal and Mike Lanigan with their Baby Borg-Warner trophies
2020 Indy 500 winner Takuma Sato is presented with the Baby Borg-Warner Trophy
2020 Indy 500 winner Takuma Sato and Bobby Rahal with their Baby Borg-Warner trophies
2020 Indy 500 winner Takuma Sato and Bobby Rahal with their Baby Borg-Warner trophies
Takuma Sato, Rahal Letterman Lanigan Racing Honda celebrates winning the Indianapolis 500
Takuma Sato, Rahal Letterman Lanigan Racing Honda Winner Portraits
Winner Takuma Sato, Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
8

 “本物”のボルグワーナー・トロフィーはインディアナポリス・モータースピードウェイ博物館に展示されているため、ボルグワーナー社は1988年から“ベビー・ボルグ”と呼ばれる高さ14インチ(約36センチ)のミニチュアトロフィーを製作してドライバーに手渡している。重さは5ポンド(約2.3kg)ほどで、台座部分にはドライバーの顔を模した銀製のレリーフが取り付けられている。

 また、このベビーボルグは1998年からチームオーナーにも手渡されているが、台座部分にはドライバーの顔の代わりに、チームワークの重要性を示す金製のレーシングカーの装飾が施されている。

 佐藤はこのイベントの際、motorsport.comに対して次のように語った。

「2020年は大変な1年になりました。そんな中、無観客ではありましたがレースを実現させてくれたインディカーには感謝しています」

「ボビー、デビッド、そしてマイクに良い結果を持ち帰ることができて嬉しいですし、ふたつ目となる美しいベビー・ボルグを持ち帰ることができたのも非常に誇りに思います」

「(3度目のインディ500制覇に関しては)もちろん出来る限りチャレンジします。今回のインディ500は観客が入る予定なので素晴らしいイベントになるでしょう。また新たなチャレンジとなりますが、僕たちはそれを狙っていけると思います」

 

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