2025年インディ500ポールシッターが、翌年まさかのシートなし。シュバルツマン「外から見ているだけなのは本当に辛い」
インディアナポリスで鮮烈なポールポジションを獲得してから1年、ロバート・シュバルツマンは傍観者としてインディ500を見ることとなる。
Robert Shwartzman, Prema Racing
写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images via Getty Images
2025年のインディ500では、新参のプレマ・レーシングのマシンを駆るルーキー、ロバート・シュバルツマンが衝撃的なポールポジションを獲得した。しかし昨年限りでプレマが撤退したことに伴い、シュバルツマンもインディカー・シリーズのシートを失い今に至る。
シュバルツマンはインディカー参戦6戦目にして、歴史に名を刻んだ。彼は2度のインディ500覇者である佐藤琢磨を下し、4周平均232.790mphで第109回インディ500のポールシッターとなった。ルーキーでのポール獲得は、1983年のテオ・ファビ以来の快挙だった。
ただ決勝レースではうまくいかず、リードラップはわずか8周。87周目にピットレーンで止まりきれず、ピットクルーを弾き飛ばす格好となってしまい、その時のダメージが原因でリタイアした。
それでもシュバルツマンは、その衝撃的なポールによってインディ500のルーキー・オブ・ザ・イヤーに。年間ランキングは24位だった。その後プレマは財政難によって2026年の参戦は叶わなかった。
2026年のインディ500の大会スケジュールが進む今、シュバルツマンは歴史的なポールを振り返り、また今年のレースに出られない悔しさについて語った。そのコメントからは、2019年のFIA F3チャンピオンであるシュバルツマンがインディカーの夢を諦めていないことが見て取れる。
「予選でのあの4周は……正直言って、他の何とも比べられない」
「この場所は特別で、ドライバーに求められるものもまったく違う。今年それを外から見ているだけというのは本当に辛いし、マシンに戻りたいと思っていないと言えば嘘になる」
「ここで予選やレースに挑めたチャンスを、決して当たり前だとは思わない。またいつか、あの舞台で戦えることを願っている。それまでは見守るよ」
なお、前年のポールシッターが翌年のインディ500にすら出場しなかったのは、2002年にポールを獲得しながら2003年に参戦しなかったブルーノ・ジュンケイラ以来となる。
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