ウィケンス、アロンソのインディ500挑戦を大歓迎「チームに新たな風をもたらす」
ロバート・ウィケンスは、フェルナンド・アロンソがアロー・マクラーレンSPに加わることで、チームに全く新しい要素がもたらされると語った。
写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images
2度のF1王者であり、世界三大レース制覇を目指すフェルナンド・アロンソ。2020年はアロー・マクラーレンSPからインディ500に参戦することとなった。
アロンソにとってインディ500への挑戦は3度目。チームのレギュラードライバーであるパトリシオ・オワード、オリバー・アスキューと組むことになる。オワードはインディカー通算8戦出場、アスキューはルーキーと、インディカーでのキャリアが非常に浅いトリオとなっている。
一方、ロバート・ウィケンスはアロンソのチーム加入をポジティブに捉えている。
ウィケンスは2018年にインディカーに参戦。新人離れした走りでこの年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、インディ500でもルーキー最上位となった。しかし同年第14戦ポコノで宙を舞う大クラッシュを喫し負傷。ドライバー復帰を目指し、今もリハビリ中だ。
事故以来、ウィケンスはシュミット・ピーターソン・レーシングのドライバーコンサルタントを務めており、シュミット・ピーターソンとマクラーレンの提携で生まれたアロー・マクラーレンSPで、アロンソと共に仕事することを楽しみにしているという。
「(アロンソの加入は)本当にエキサイティングだ。実際、スポーツファンとしては最高だと思う」
そうウィケンスはmotorsport.comに語った。
「僕としては世界チャンピオンと並んで仕事をするのは初めてなので、楽しみだ。彼の働き方は”容赦がない”と聞いている。僕たちはかなり相性が良いと思っているんだ」
ウィケンスは、オワードとアスキューにとっても、アロンソと働くのは眼から鱗が落ちるような体験になるだろうと話した。
「フェルナンドは常に、チームを非常に強くプッシュすることで知られている。ふたりの”キッズ”にとっては、”労働倫理”という観点で必要なことは何かを知る、良い機会になる」
「この(インディカーの)レベルに達した若いドライバーには、プロとしての仕事の中でドライビングはどちらかというと簡単な部分だということに気付いていない者もいると思う。戦いから抜け出すためには、舞台裏で何をやっているかが重要なんだ」
「だから彼らが、アロンソを見たり、彼のフィードバックや情報を共有したりするのは本当に素晴らしいことなんだ」
アロンソは、インディ500以外のインディカースポット参戦にも興味を持っており、インディアナポリスのインフィールドコースを使ったインディアナポリスGPを戦うことが、インディ500への準備という点でも役に立つと語った。
マクラーレンCEOのザク・ブラウンや、チーム共同オーナーのサム・シュミットも、それが実現する可能性があることを示唆している。
ウィケンスは、「彼がどんなレースを戦うにしろ、多くの経験をチームにもたらすだろう」と語った。
「彼は今回で、3度目のインディ500挑戦だけど、僕が言ったように素晴らしい才能と労働倫理を持つ彼は、強いと期待している」
「(インディアナポリスGPにアロンソが出るのは)本当にクールだろう。彼はロードコースではオープンホイールカーの達人だ。彼がどんなドライブを見せるかとても興味がある。面白いだろうね!」
「アロンソは様々な才能があり、僕たちのチームに全く新しい要素をもたらしてくれるんだ」
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